2026. 06. 21 (日)

来年度の最低賃金審議、1万2000円か凍結かの攻防

権順元最低賃金委員長が18日、政府世宗庁舎で開催された第7回全体会議に出席している。写真=聯合ニュース
権順元最低賃金委員長が18日、政府世宗庁舎で開催された第7回全体会議に出席している。 [写真=聯合ニュース]
来年度の最低賃金審議は、事実上「金額の争い」の局面に入った。最低賃金委員会が業種別の区分適用案を否決したため、来年度もすべての業種に単一の最低賃金が適用されることになった。前回、請負労働者に対する最低賃金適用拡大の議論も投票の結果、否決されたため、残る争点は来年度の最低賃金をいくらにするかである。

19日、関係省庁によると、最低賃金委員会は前日、政府世宗庁舎で第7回全体会議を開き、来年度の最低賃金の業種別区分適用の是非を投票にかけた。投票結果は賛成11票、反対14票、無効1票で否決された。これにより、2027年度適用の最低賃金は今年と同様に業種区分なしの単一金額で決定される。

業種別区分適用は、今年の審議でも労使間の最大の争点の一つである。経営側は宿泊・飲食業など一部の脆弱業種の最低賃金未満率と支払い能力を考慮し、差別的適用が必要だと主張してきた。一方、労働側は業種別区分適用が低賃金業種の労働者に対する烙印と差別につながると強く反対している。

前回、最低賃金委員会は11日に第5回全体会議で請負労働者の最低賃金適用の是非を否決した。請負労働者の最低賃金適用に続き、差別的適用も否決され、大きな山を二つ越えた形である。

争点が整理される中、最低賃金委員会の議論の重心は最低賃金の水準に移る見込みである。労働側はすでに来年度の最低賃金の初回要求案として時給1万2000円を提示した。今年の最低賃金1万320円より16.3%の引き上げである。月給に換算すると250万8000円となる。

労働側は高物価と実質賃金の停滞、低賃金労働者の生活費負担を根拠に二桁の引き上げが必要だとの立場である。最低賃金は労働市場の二極化を緩和し、低賃金労働者の最低生活を保障する制度であるため、物価上昇分と生活費を反映すべきだという意味である。

経営側はまだ来年度の最低賃金の初回要求案を公式に提示していないが、凍結カードを出す可能性が高い。最近5年間の最低賃金審議では、使用者委員は初回要求案として凍結を提案してきた。今年も内需の不振や人件費負担、零細商工業者の支払い能力の限界を理由に凍結または最低限の引き上げを主張するだろう。

特に業種別区分適用が無くなったため、最低賃金の引き上げ率をできるだけ低く抑えるべきだという論理を展開する可能性が高い。宿泊・飲食業、コンビニ、飲食店業などで最低賃金未満率が高くなっている状況で、単一の最低賃金の引き上げが零細事業者の負担に直結するという理由からである。

労働側と経営側の初回要求案の格差が大きくなると予想されるため、今年も法定審議期限を守るのは難しい見込みである。最低賃金法に基づき、最低賃金委員会は雇用労働部長の審議要請を受けた日から90日以内に最低賃金案を決議して提出しなければならない。今年の法定審議期限は29日である。

しかし、法定審議期限までに予定されている全体会議は二回程度にとどまる。まだ労使双方の初回要求案がすべて提出されておらず、その後に修正案の提出と公益委員の仲裁過程を経なければならないことを考慮すると、審議は7月上旬から中旬まで続く可能性が高い。

最低賃金審議は通常、労使双方が初回要求案を出した後、何度も修正案を提出しながら格差を縮める方式で進行される。最終的に意見が一致しない場合、公益委員が審議促進区間を提示したり、単一案を出して投票にかける方式で結論が出される。

今年の審議でも労使間の格差はかなり大きいと見込まれる。労働側は最低賃金1万2000円を通じて低賃金労働者の生活基盤を保障すべきだとの立場である一方、経営側は景気の不振と小規模事業者の負担を前面に出して凍結の必要性を強調する可能性が高い。



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