2026. 06. 21 (日)

KSP、経済協力の「てこ」として成長を促進…2030年までに投資連携比率30%を目指す

韓国の経済副首相兼財政経済部長官、ク・ユンチョルが10日、ソウルの政府ソウル庁舎で開かれた対外経済閣僚会議で発言している。写真=聯合ニュース
韓国の経済副首相兼財政経済部長官、ク・ユンチョルが10日、ソウルの政府ソウル庁舎で開かれた対外経済閣僚会議で発言している。写真=聯合ニュース

政府は、発足から20年以上を迎えたK-知識共有事業(KSP)を、単なる政策助言事業から脱却し、我が国企業の海外進出や投資に結びつける戦略的経済協力プラットフォームへと全面的に改編する。政策助言の成果が実際のプロジェクトや投資に繋がるようにし、経済安全保障と供給網再編の時代に新たな成長の原動力を確保するという構想である。

財政経済部は19日、ク・ユンチョル副首相兼財政経済部長官が主宰する第270回対外経済閣僚会議で、この内容を含む「K-知識共有事業(KSP)革新策」を決議した。この策は、KSP発足以来初めて策定された2026~2028年中期運用計画であり、急変する対外環境に対応し、事業の効果性を高めるために準備された。

2004年に発足したKSPは、これまで102か国を対象に合計761件の政策助言を行い、我が国の代表的な国際開発協力事業としての地位を確立してきた。しかし、グローバル供給網の再編や経済安全保障の強化、人工知能(AI)・デジタル転換など、変化する環境の中で、事業の発掘から後続の投資連携まで、より戦略的な運営が必要であるとの指摘がなされてきた。

これに対し、政府は供給網、AI・デジタル、グリーン、文化など4つの重点分野を中心に、国別にカスタマイズされた「戦略企画型事業」を導入する。現在、新規事業の30%程度である戦略企画型事業の比率を2030年までに60%以上に拡大し、国益と経済安全保障に直結する分野に能力を集中させる方針である。主要な協力国ごとに投資プロジェクトとの連携可能性が高い核心課題を選定し、制度改善や後続事業の企画などをパッケージ形式で支援する。

政策助言が報告書作成にとどまらず、実際の投資やプロジェクトに結びつくように、後続事業の連携も強化する。現在10%未満である対外経済協力基金(EDCF)および多国間開発銀行(MDB)事業との連携比率を2030年までに30%以上に引き上げる計画である。これを実現するために、KSPの二国間事業の一部をEDCF候補事業の発掘段階に活用し、MDBの大規模投資事業との連携を図る優遇策を整備する。

民間の参加も拡大される。政府は供給網・AI・グリーン・文化など4つの分野ごとに業界ラウンドテーブルを新設し、年に1回以上の定期会議を開催し、そこで収集した現場の意見を事業の発掘や企画過程に反映することにする。既存の民間公募制度も4つの戦略分野を中心に改編し、事業化の可能性を高める方針である。

さらに、AIに基づく統合データベース(DB)を構築し、国別の事業を体系的に管理し、在外公館との協議チャンネルを強化して現地の政策変化やリスク要因を常時点検することにする。後続事業の連携成果や協力国の発展への貢献度、国内企業・機関の海外進出成果などを中心に評価体系を見直す。主要課題ごとの情報公開と意見収集手続きを制度化し、事業の透明性と公正性を高める計画である。

政府はKSPを戦略的経済・政策協力と民間投資が有機的に結びつく「てこ」として育成し、協力国には持続可能な成長の機会を提供し、我が国には経済協力の基盤拡大と新たな成長動力の創出という相互に利益をもたらす成果を導き出す計画である。




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