2026. 06. 18 (木)

労働法遵守を支援する小規模事業者への取り組み

金英勲 労働部長官
金英勲 労働部長官。 [写真=ユ・デギル記者 dbeorlf123@ajunews.com]
金英勲労働部長官は17日、小規模事業者と面会し、「労働法を守りたいが、法律をよく知らなかったり、環境が整っていないために困っている方々がいるだろう」と述べ、「現場で知らずに法律を犯すことがないよう、積極的に支援する」と語った。

金長官はこの日、ソウルの中小企業DMCタワーで「小規模事業者と共にする現場懇談会」を開催し、「小規模事業所の状況を考慮し、AI相談、訪問コンサルティング、脆弱事業所向けのカスタマイズ教育など、相談と教育が効果的に伝わるように様々な方策を整えた」と述べた。

今回の懇談会は、最近政府が推進している若者アルバイト労働者保護強化政策の延長線上にある。労働部は昨年3月、清州地域のフランチャイズカフェ事件を受け、飲食店・カフェ業種に対する計画監督を実施した。しかし、小規模事業所で労働法を知らずに守れない事例があるため、これに対する対策の整備が急務であるとの判断が下された。

これに対し、政府は零細事業所の支援と監督を並行する「ツートラックアプローチ」を取る予定である。まず、小規模事業者の労働法遵守を支援するため、AIベースの相談サービスを大幅に拡大する。昨年11万7000件の相談を処理した「AI労働法相談」を中小ベンチャー企業部の「小規模事業者24」プラットフォームと連携させる。下半期には、労働契約書や賃金明細書をアップロードすると、AIが法違反の有無を自動診断し、改善案を提示する機能も追加される。

労務管理専門の人材がいない零細事業所への支援も強化される。30人未満の事業所を対象に運営中の「労働条件自律改善サービス」の訪問コンサルティング回数を、従来の1回から最大3回に増やす。事業主の負担を軽減するための社会保険支援も拡大される。

支援とともに、不法・便法慣行に対する取り締まりも並行して行われる。現場で多数の事例が確認された「偽3.3契約」の疑いがある事業所の検査を継続して行う。これは、プラットフォーム労働や短期アルバイトの拡大により、労働者と個人事業主の境界が曖昧になっているとの判断からである。特に飲食店・カフェ・サービス業など、若者が多く従事する業種で、偽装フリーランス契約の問題が繰り返し提起されてきた。

政府は今後、労働者推定制導入に向けた国会での議論も積極的に支援する方針である。労働者推定制が導入されれば、一定の要件を満たす場合、使用者が反証しない限り労働者として認められるため、労働権保護の範囲が拡大する見込みである。

金英勲労働部長官は、「小規模事業所の事業主と労働者の関係が『弱者の戦争』から共生の関係に進むためには、零細事業所が直面する複合的な困難の解消が先行しなければならない」と述べ、「現場の声を基に、共に働き、共に生きる貴重な職場を作る道を探っていく」と語った。



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