2026. 06. 18 (木)

フランス、米パランティアからの離脱を決定—データ主権への懸念拡大

写真=ゲッティイメージバンク
[写真=ゲッティイメージバンク]
フランスは、情報機関で使用していた米国のデータ分析企業『パランティア』のサービスを自国の企業製品に切り替えることを決定した。これは、国家の重要情報を米国企業の技術に依存することへの不安が高まったためである。欧州の主要国でも関連契約の見直しが進んでいる。

16日、ロイター通信などによると、セバスティアン・ルコルニュフランス首相は「国内情報総局(DGSI)がパランティアの代わりに自国のデータ分析企業『チャプスビジョン』の製品を使用する」と発表した。

ルコルニュ首相は「デジタル分野で新たな依存を許容することはできない」とし、「真の自律性を構築する必要がある」と述べた。

この切り替えは段階的に行われる見込みである。パランティアは昨年末にDGSIとの契約を数年間延長した。フランス首相府も「チャプスビジョンが十分な性能を確保するまで、既存のサービスを継続する」と説明した。ルコルニュ首相も「移行には数年かかる可能性がある」と述べた。

フランス政府は自国のAI・データ産業の育成にも力を入れている。フランスはAIの開発や研究、公共サービス用AIの導入に6億5500万ユーロ(約1兆1520億ウォン)を追加投入する計画である。政府部門では、現地のAIスタートアップ『ミストラルAI』に基づく製品も導入することに決めた。

イギリスやドイツでもパランティアを巡る議論が続いている。イギリスの国民保健サービス(NHS)はパランティアとの大規模な情報処理契約を見直している。これは政治界や市民団体からの圧力が高まった影響である。ロンドン市はコスト効率性などを理由にロンドン警察とパランティアの契約を阻止した。パランティアは法的対応を予告している。

ドイツでもパランティアへの依存を減らそうとする動きが見られる。ドイツ軍当局は同製品を今後使用しない方針を示した。

パランティアは、欧州内の懸念が過度であるとの立場を示している。会社側は自社のサービスが政府機関や大企業が膨大な情報の中から必要な内容を見つけるための分析ツールであると主張している。



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