2026. 06. 21 (日)

G7の分裂を浮き彫りにした中国の批判

  • フランスでG7首脳会議開催

  • 米・欧の亀裂が浮き彫りに

  • 中国を除外したG7の代表性に疑問

スイス・ジュネーブ近郊のエビアンで行われているG7首脳会議に対する抗議デモの様子
スイス・ジュネーブ近郊のエビアンで行われているG7首脳会議に対する抗議デモの様子を報じた。 [写真=ニュタンチンウェブサイト]

中国の官営メディアは、主要7カ国(G7)首脳会議に対し「G7は時代遅れであり、グローバルな課題に対応する能力が不足している」と批判した。内部の亀裂が深まっていることも指摘し、中国を抑制しようとする内部結束の試みは成功しにくいと述べた。

中国の英字紙「グローバルタイムス」は、専門家の意見を引用し「今回のG7首脳会議は、西側の団結を示すどころか、大西洋を挟んだ米国と欧州の立場の違いを浮き彫りにした」と批判した。

同紙は「G7はかつて国際政治・経済の重要課題を解決し、グローバルガバナンスをリードする役割を担っていたが、影響力の低下と内部矛盾の深刻化により、その役割を果たすことがますます難しくなっている」と評価した。

北京外国語大学の朱紅艶教授は「G7の効率性は、加盟国間の協力が意見の相違よりも大きく、合意が対立を圧倒するという前提に基づいていたが、今やそのバランスが崩れている」と診断した。続けて「欧州諸国は米国の立場に合わせるために妥協しつつ、内部の対立から目を逸らし、G7の結束を維持するために新たな共通目標を探している」と指摘した。

朱教授は「今年の首脳会議ではロシア問題とエネルギー安全保障が重要な議題として浮上した」とし、「一部の加盟国が中国を共通の敵として設定し結束を試みたが、これまでのところ成果は上がっていない」と伝えた。

中国外交学院の李海東教授も「中国との対立構図を通じて内部結束を強化し、内部矛盾を外部に転嫁しようとする試みは成功しにくい」とし、「G7自身の分裂と構造的問題を解決できないまま外部の競争相手を設定しても持続的な団結は実現しない」と指摘した。また「このような方法ではG7体制自体の衰退を食い止めることもできない」とも付け加えた。

世界第2位の経済大国である中国が除外された状態で、果たしてG7が望むレベルの影響力を行使できるのかという疑問も提起された。

16日、中国の官営新華社通信傘下のSNSアカウント「ニュタンチン」は「多くの人々がG7は時代遅れだと考えている」とし、「自らを世界の7大主要経済国と称しながら、世界最大の経済大国である中国を排除する組織は代表性を持ちにくい」と指摘した。

15日から17日まで(現地時間)フランス・エビアンで開催されたG7会議では、イラン戦争、ウクライナ戦争などの地政学的危機に加え、中国の貿易不均衡や過剰生産などがグローバル経済の議題の一つとして取り上げられた。

グローバルタイムスは、15日付の社説でもG7を「偽善的な富裕国クラブ」と呼び、「G7諸国が経済成長の鈍化、債務増加、産業競争力の低下、社会分裂と高齢化などの圧力に直面し、その責任を中国に転嫁している」と批判していた。





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