2026. 06. 18 (木)

米航空母艦戦団、キューバ近海に展開…軍事介入の可能性高まる

  • ニミッツ航空母艦・駆逐艦・補給艦で構成された航空母艦強襲団がカリブ海に配備

カリブ海に投入されたニミッツ航空母艦戦団の写真(米南部司令部提供)
カリブ海に投入されたニミッツ航空母艦戦団 [写真=米南部司令部提供]
ドナルド・トランプ米政権がキューバへの軍事介入の可能性を検討しているとの観測が浮上する中、米航空母艦戦団がキューバ近海のカリブ海に配備された。

米軍南部司令部は20日(現地時間)、エックス(X・旧ツイッター)を通じてニミッツ航空母艦強襲団がカリブ海に配備されたと発表した。この展開には航空母艦ニミッツをはじめ、駆逐艦グリッドリー(DDG 101)、補給艦パータク(T-AO 201)が含まれている。

南部司令部は「(ニミッツ航空母艦強襲団は)備えと存在感、比類なき作戦範囲と致死性、戦略的優位の典型である」とし、「ニミッツは台湾海峡からアラビア湾に至るまで、世界中で戦闘能力を証明し、地域の安定保障と民主主義の擁護に寄与してきた」と強調した。

1975年に就役したニミッツは、米海軍の現役航空母艦の中で最も長く運用されている艦艇である。当初は老朽化により今年退役する予定だったが、イラン戦争以降、米軍の戦力運用負担が増大したため、退役スケジュールが延期された。

今回の航空母艦配備は、米政権がキューバ革命の主役であり、裏の実力者であるラウル・カストロ元キューバ大統領を起訴した日と重なった。

米司法省はこの日、1996年に米マイアミを拠点とするキューバ亡命団体「救出の兄弟たち」が運用していた航空機2機がキューバ軍に撃墜され、搭乗者4名が死亡した事件に関与したとしてカストロ元大統領を起訴した。

米国は1月にも、軍事作戦を通じて麻薬テロ共謀などの容疑でニコラス・マドゥロ元ベネズエラ大統領を逮捕し、自国の法廷に引き渡した。この際も米軍はカリブ海に航空母艦戦団を配備していた。

今回のカリブ海への航空母艦配備は、ドナルド・トランプ米大統領がキューバへの軍事介入を真剣に検討しているとの報道が出た直後に行われた。

米政治専門メディア「ポリティコ」は18日、トランプ大統領がエネルギー供給網の遮断や経済制裁だけではキューバの体制変化を促すことは難しいと判断し、軍事介入を検討していると報じた。

米軍指導部も要人逮捕・移送作戦を超えるさまざまな軍事シナリオを検討しているとされる。

トランプ大統領は就任以来、キューバを失敗した共産国家と位置付け、制裁とエネルギー供給網の遮断で圧力をかけてきた。また、ベネズエラに続く次の目標としてキューバを挙げ、イラン戦争以降、キューバが軍事攻撃の対象となる可能性があると警告していた。



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