2026. 06. 18 (木)

新たなイラン革命防衛隊司令官、米国との終戦交渉の重要な変数に浮上

  • ペゼシキアン大統領・アラグチ外相と対立…重要局面で強硬論を貫徹

アフマド・バヒディ イラン革命防衛隊司令官の写真AP・聯合ニュース
アフマド・バヒディ イラン革命防衛隊司令官 [写真=AP・聯合ニュース]
アメリカとイランの終戦交渉が最終段階に入る中、イランの権力中枢で強硬路線を主導するアフマド・バヒディ・イスラム革命防衛隊(IRGC)総司令官が合意の重要な変数として浮上している。

現地時間の13日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、バヒディ司令官はアメリカとの交渉においてイランが要求条件を貫徹するまで譲歩すべきではないとの立場を堅持し、イラン国内での対米強硬路線を主導している。

バヒディ司令官は、アメリカとイスラエルの攻撃により前任の司令官が死亡した後に新たに任命された人物である。彼は革命防衛隊総司令官に就任以来、マスード・ペゼシキアン・イラン大統領やアバス・アラグチ外務大臣など、比較的穏健な政治家たちと対立し、重要な局面で強硬派の声を貫徹してきたとされる。

WSJは、イラン内部で革命防衛隊とその周辺勢力がアメリカとの合意に対する最大の障害となっており、バヒディ司令官がイランの強硬派の中で最も影響力のある人物として浮上したと報じている。

実際、バヒディ司令官は最近、イランが休戦後初めてイスラエル本土を攻撃する際にも、イラン最高国家安全保障委員会を説得して攻撃の承認を得たとされる。

レバノン戦線をアメリカとの終戦交渉に結びつけたのもバヒディ司令官であると情報筋は伝えている。彼はイスラエルがレバノン内の親イラン武装勢力ヒズボラに対する攻撃を中止すれば、アメリカとの合意も可能であるとの立場を押し進めたとされる。

バヒディ司令官をはじめとする強硬派は、イランが軍事的抑止力を回復することで交渉テーブルでより大きなレバレッジを確保できると考えている。彼は交渉チームに対し、イランのミサイル戦力を保護し、海外に凍結された資金にアクセスできるようにすべきだと圧力をかけており、その資金の軍事支出を制限してはならないとの主張も展開していると伝えられている。

バヒディ司令官は革命防衛隊創設メンバーであり、精鋭部隊クドス軍の初代司令官を務めた。以降、国防大臣や内務大臣を歴任し、イランの安全保障・軍事分野で影響力を強めてきた。

彼はイランのミサイル・ドローン・核プログラムの調達に関与した疑いでアメリカの制裁対象となっており、内務大臣在任中の2022年には直接反政府デモの武力鎮圧を主導したこともある。



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