12・3非常戒厳に関する内乱の疑惑を捜査中の2次総合特別検査チーム(權昌永特別検査官)は、申元植前国家安全保障室長を被疑者として召喚した。特検は、尹錫悦前大統領が非常戒厳直後にアメリカなどの友好国に戒厳の正当性を説明するメッセージを伝えるよう指示したと見て、申前室長に対して指示の経緯と伝達体制を追及している。
特検は10日午前10時から申前室長を内乱重要任務従事の疑いで調査中である。
この日午前9時46分頃、京畿道果川の特検事務所に出席した申前室長は、『アメリカなどの友好国に戒厳正当化メッセージを伝えた疑いを認めるか』、『尹前大統領の指示を受けたか』、『国家情報院に戒厳擁護文書を伝えたか』という取材陣の質問には答えず、調査室に向かった。
特検は、尹前大統領が非常戒厳宣言直後に申前室長と金泰孝前安全保障室1次長にアメリカなどの友好国に対して戒厳の正当性を説明するメッセージを伝えるよう指示したと疑っている。申前室長と金前次長が安全保障室や外交部の公務員を通じて関連メッセージを伝達することに関与したというのが特検の見解である。
特検が把握したメッセージには、『今回の措置は自由民主主義を守るためのものである』、『国会の弾劾訴追と予算削減により行政府が麻痺した状況に対応したものである』、『尹前大統領は反北朝鮮左派と反米主義に対抗する立場を維持している』などの内容が含まれているとされている。
特検は、当時のアメリカ大統領選出馬中のドナルド・トランプ側にもこのメッセージが伝えられた可能性を探っている。しかし、現時点で特検が公に確認した内容ではなく、関連事実関係を確認中であるとされている。
捜査は安全保障室を超えて国家情報院にも拡大している。特検は安全保障室が2024年12月4日に国家情報院に友好国説明用文書を渡し、非常戒厳の背景を説明するよう要請したと見ている。
特検は、趙泰庸前国家情報院長と洪長源前国家情報院1次長の指揮の下、国家情報院の海外担当部門が該当文書を英訳した後、駐韓アメリカ中央情報局(CIA)責任者に説明した状況も捜査中である。特に洪前次長が関連報告を受けて再可したかどうかも確認しているとされている。
特検は6日に尹前大統領を職権乱用権利行使妨害の疑いで被疑者として召喚し、調査を行った。特検はその際、非常戒厳正当化メッセージが外国に伝達された経緯や安全保障室の指示の有無などを尋ねたとされている。
一方、尹前大統領は安全保障室などに具体的な指示をしたことはないと述べ、疑惑を否定したと伝えられている。また、非常戒厳の適法性を主張したともされている。
特検は申前室長の調査を通じて、戒厳直後の安全保障室と外交部、国家情報院への対外メッセージ伝達体制と尹前大統領の関与の有無を明らかにする方針である。特検は11日に洪前次長、12日に趙前院長をそれぞれ被疑者として呼び調査する予定である。
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