2026. 06. 18 (木)

ネタニヤフ首相の新戦略、総選挙の行方は

  • 議会解散案通過で9月総選挙の可能性も

ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相が昨年3月の記者会見で発言している。写真=ロイター/聯合ニュース
ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相が昨年3月の記者会見で発言している。写真=ロイター/聯合ニュース

6月7日(現地時間)、イランとの間で空襲を行ったベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相は、ドナルド・トランプ米大統領から「注意しなければ一人ぼっちになる」と警告を受けた。国内では反対派の政権交代の動きや刑事裁判などの悪材料が待ち構える中、戦争を指導するネタニヤフ首相の戦略に注目が集まっている。

米オンラインメディア「アクシオス」によれば、トランプ大統領は8日、ネタニヤフ首相にイランとの戦争を中止するよう求め、「ビビ(ネタニヤフ首相の愛称)、注意した方がいい。そうしないとすぐに一人ぼっちになる」と警告した。また、自身のソーシャルメディア「トゥルースソーシャル」にも「イスラエルとイランは即時の休戦を模索している」とし、「無知や愚かさが妨げない限り、平和のための最終交渉が進むだろう」と明言した。戦争を終わらせたいという立場を明確にした。

トランプ大統領の介入により、銃声は再び止まった。その影響で、一時5%以上上昇した国際原油価格も1%の上昇にとどまった。米国の小売ガソリン価格(米自動車協会基準)はガロンあたり4.164ドル程度を維持している。1ヶ月前の水準(4.546ドル)よりは下がったが、1年前の水準(3.126ドル)よりは1ドル高い。

このような中、早ければ3ヶ月後に行われる可能性のあるイスラエル総選挙と今後の政権構図について、ネタニヤフ首相が新たな戦略を練っているとの分析が出ている。『シャローム・エルサレム』の「タイムズ・オブ・イスラエル」コラムニストは最近の文章で、「匿名を希望するネタニヤフ首相の側近によれば、彼は総選挙前にイラン政権を崩壊させたいと考えていた」とし、「イランを崩壊させるという地域計画が崩れ、今は選挙戦略を再検討せざるを得なくなった」と分析した。

イスラエルメディア『エルサレム・ポスト』によると、もともとイスラエル総選挙は10月27日以前に行われる予定だった。しかし、クネセト(イスラエル議会)が進めている解散法案が確定すれば、総選挙は9月8日から10月20日以降に行われる可能性がある。これについてエルサレムのコラムニストは、「ネタニヤフ首相は最も遅い日付である10月20日に総選挙を行いたいと考えているが、(連立政権を構成する超正統派)シャス党は投票率を上げるために(ユダヤ教の祭り直後の)9月15日に総選挙を望んでいる」と述べた。

また、北部地域ではネタニヤフ首相の支持率が低下しているとロイター通信が伝えた。通信はヘブライ大学アグム研究所の世論調査を引用し、ネタニヤフ首相が率いる与党リクード党がレバノンと国境を接する北部地域の住民から支持を失っていると分析した。ジョセフ・アウン・レバノン大統領は「戦争が終わる前にはネタニヤフ首相と会わない」とし、「軍事的解決策では北部イスラエル地域に安全を保障できない」と述べたとCNNは報じた。

このような中、イスラエルの政治界ではガディ・アイゼンコート元イスラエル国防軍(IDF)参謀総長が中道派のダークホースとして浮上している。現地日刊紙『ハーレツ』は「ベテラン政治家がひしめくイスラエルで、アイゼンコートは多くの人々に新鮮に感じられる」と分析した。

6月4日のチャンネル12の世論調査によれば、ネタニヤフ首相が率いるリクード党は総選挙で23議席を獲得し、第一党になると予測されている。しかし、内閣制のイスラエルでは120議席中、過半数の61議席を獲得しなければ政権を握ることができない。連立政権系は51議席、野党は59議席と予想されている。このシナリオ通りに総選挙が行われれば、キャスティングボートはアラブ系政党の10議席が握ることになる見込みである。



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