2026. 06. 09 (火)

大雄製薬のエンブロ、韓中患者で一貫した血糖降下効果を確認…グローバル展開の根拠を確保

2026 PAGE学会で、ユン・ソヨン大雄製薬臨床研究員がエンブロ統合モデルに基づく研究結果を発表している。
2026 PAGE学会で、ユン・ソヨン大雄製薬臨床研究員がエンブロ統合モデルに基づく研究結果を発表している。[写真=大雄製薬]

大雄製薬は、2型糖尿病治療薬「エンブロ(成分名:イナボグリフロジン)」の体内における薬物作用と血糖降下効果の関連性を定量的に明らかにし、グローバル展開のための根拠を強化した。
大雄製薬は、6月2日から4日にかけて開催された2026年の欧州PAGE学会で、エンブロの薬物暴露と血糖降下効果の相関関係を分析した研究結果をポスター発表したと8日に発表した。
エンブロはSGLT-2阻害剤系の2型糖尿病治療薬で、腎臓でのブドウ糖再吸収を抑制し、尿中に排出するメカニズムを持つ。
今回の研究は、韓国人を対象とした臨床試験10件から得られた224名のデータと、中国人2型糖尿病患者151名の第3相臨床データを統合分析したものである。エンブロ投与後の尿中ブドウ糖排泄の増加と、グリコヘモグロビン(HbA1c)の減少との定量的関係を分析し、薬物吸収から血糖指標の変化までを一つの統合モデルとして評価したことが特徴である。
分析の結果、エンブロ投与時に尿中ブドウ糖排泄の増加とともに、グリコヘモグロビンの減少効果が大きくなる相関関係が確認された。特に腎機能が低下した患者においても、血糖降下効果が安定して維持されることが予測された。
また、韓国人と中国人患者間での薬物動態的差異は有意に現れず、同一用量投与の可能性が確認された。大雄製薬は今回の研究結果をグローバル承認および適応症拡大などの後続臨床開発戦略の根拠として活用する計画である。
大雄製薬はグローバル市場を対象にエンブロの拡張を推進している。先月5月には、中南米の品目許可申請を行った12カ国のうち、メキシコを含む7カ国で承認を取得した。
ナ・ジェジン大雄製薬センター長は「中国人患者でも一貫した薬物動態特性を確認したことは、グローバル市場進出のための科学的根拠を強化した」と述べ、「国産糖尿病新薬エンブロの競争力を確固たるものにする」と語った。



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