2026. 06. 09 (火)

ペルー大統領選決選投票…「犯罪を取り締まる」対「トランプを尊重」

  • 早ければ夜遅くに結論の見通し

ロベルト・サンチェス ペルー大選候補が5日現地時間、首都リマで記者会見をしている 写真ロイター 連合ニュース
ロベルト・サンチェス(左)ペルー大選候補が5日(現地時間)首都リマで記者会見をしている。[写真=ロイター 連合ニュース]

10年ぶりに10回目の大統領選挙を迎えるペルーで、再び大統領選決選投票が行われる。NPRなどの外信によると、ペルーは7日(現地時間)に大統領選決選投票を全国で実施する。

今回の決選投票では、大統領選4度目の挑戦となるケイコ・フジモリ(51)民衆の力候補とロベルト・サンチェス(57)共にペルー候補が対決する。彼らは4月の一次投票で35人の候補の中からそれぞれ1位と2位を獲得した。ロイターによると、入ソスが今月3日に実施した世論調査では、サンチェスが43.8%、フジモリが43.2%を記録した。先月31日にはフジモリ38%、サンチェス35%という結果が出ており、接戦の状況である。

左派的なサンチェス候補は、ドナルド・トランプ米政権への愛情を表明し、自身に対する極左・親中のレッテルを払拭しようとしている。彼はAFPとのインタビューで、トランプ大統領に関する質問を受けた際、「友好関係、国家間の尊重する関係、政治・文化・貿易的関係の強化は常に最優先課題である」と述べ、「対米関係も例外ではない」と強調した。さらに、サンチェス候補は中国がペルーの主要な貿易相手国であるが、米国との関係も歴史的に重要であると強調した。また、サンチェスは自身が政権を握った場合、多国籍企業が所有する鉱山などの国有化を試みないとAP通信に語った。
ケイコ・フジモリ大選候補が4日現地時間、ペルー首都リマで遊説している 写真ロイター 連合ニュース
ケイコ・フジモリペルー大選候補が4日(現地時間)首都リマで遊説している。[写真=ロイター 連合ニュース]

フジモリ候補は選挙期間中、強硬に犯罪を取り締まると約束している。AP通信によると、フジモリ候補は国境に軍隊を配置し、危険地域に軍人及び警察の増員を行い、受刑者が社会に恩返しするための労働を義務付けると強調した。通信は実際にペルーで犯罪が増加しており、その中でも恐喝行為が社会問題となっていると指摘している。ペルー国立統計研究所によれば、都市部の回答者の84%が今後12ヶ月以内に犯罪の被害者になることを懸念している。

一部では、誰がより人気がないかを決める投票だとの批判も出ている。フジモリ候補は1990年から2000年まで在任した父アルベルト・フジモリ元大統領のイメージが弱点である。父の在任期間中、フジモリ候補はファーストレディの役割を果たしていた。ワシントンポスト(WP)はフジモリ候補について、「彼女の父はペルーを高インフレと毛沢東主義者の流血事件から救ったが、最終的には不正選挙、盗政治、殺人の疑いで大統領職を不名誉に退任した」とし、「彼女自身もマネーロンダリングの疑いで投獄されたことがある」と報じた。

WPはまた、サンチェス候補について「サンチェスは無能と腐敗、親クーデターの疑惑の中で崩壊したポピュリスト出身のペドロ・カスティジョ前大統領の(政治的)同盟である」とし、「2011年、2016年、2021年の大選で(3度)2位を記録したフジモリが(一次選挙で)勝ったということは、サンチェスがどれほど人気がなかったかを示している」と指摘した。カスティジョ前大統領は大統領当選の翌年である2022年に弾劾を避けるために議会を解散し、政令のみで統治しようとした結果、最終的に反乱扇動の疑いで11年の懲役を言い渡され、服役中である。

米国の公営放送NPRは、投票がペルー現地時間の午後5時に締め切られ、結果は7日夜遅くに発表される見通しであると報じている。しかし、結果が接戦の場合、確定までに数日かかる可能性もある。

一方、これまで多くのラテンアメリカの選挙に関心を示してきたドナルド・トランプ米大統領は、ペルー大選については発言していないとAFPは伝えている。



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