2026. 06. 08 (月)

オセフン5期、再び『与野党逆転』…東京都政の試練に直面

  • 民主党が81議席を確保し再議要求権を無力化する可能性

  • TBS・予算・ハンガン政策の衝突が予想される

オセフン市長が6月4日、ソウルの鍾路選挙キャンプで市長に当選した後、すぐにソウル市庁に戻り、夏季の風水害対策特別点検会議を主宰している。写真=聯合ニュース
オセフン市長が6月4日、ソウルの鍾路選挙キャンプで市長に当選した後、すぐにソウル市庁に戻り、夏季の風水害対策特別点検会議を主宰している。[写真=聯合ニュース]
 
6月3日の地方選挙で、オセフン国民の力ソウル市長候補が5選を果たし、政治的な実力を証明したが、今後4年間のソウル市政は決して順調ではないと予想される。ソウル市議会の権力構造が民主党中心に再編され、オセフン5期は発足と同時に再び『与野党逆転』という大きな試練に直面することとなった。

7日、中央選挙管理委員会によると、民主党はソウル市議会全118議席のうち81議席を確保した。国民の力は37議席にとどまった。この数字は単なる多数議席の差を超えている。地方自治法により、地方議会の議員の3分の2以上が賛成すれば、地方自治体長の再議要求権(拒否権)を無力化できるため、民主党が確保した81議席は再議決の定足数(79議席)を超えている。
 
政治界では「ソウル市の権力の半分が再び民主党に移った」との評価が出ている。オ市長が市政を進めるにあたっても、条例制定や予算編成、主要政策の推進過程において、民主党市議会の協力なしでは事実上独自の行動が難しい構造が作られたためである。

何よりもソウル市はすでに『与野党逆転の記憶』を持っている。

オ市長は2010年の地方選挙以降、民主党多数の市議会と正面衝突した。代表的な例が学校無償給食論争であった。当時、民主党市議会は全面無償給食を強く推進し、オ市長は『選別的福祉』を主張して対抗した。両者の対立は最終的に住民投票に至り、投票率の未達という政治的結果の中でオ市長は市長職の辞任を決断した。ソウル市政全体が政治的衝突に巻き込まれた代表的な事例とされる。

2021年4月7日の再補欠選挙を通じてソウル市長に復帰した後も状況は大きく変わらなかった。当時のソウル市議会は民主党が110議席中99議席を占めていた。オ市長は朴元淳前市長時代に拡大された市民団体の委託事業や各種補助金事業の構造調整に乗り出したが、市議会の壁は高かった。

当時の最も象徴的な対立の例はTBS(交通放送)であった。ソウル市の財政支援と偏向性の論争を巡り、市と議会は長期間衝突し、最終的に国民の力が2022年の地方選挙で議会の多数党を占めた後に支援中止の方向で整理された。オセフン市長が当時「卵で岩を打つ心情」と語った背景もここにある。

その点で、今回の民主党81議席の確保はソウル市政に少なからぬ変数として作用する可能性が高い。

最初に挙げられる衝突のポイントは再びTBS問題である。政治界の内外では、民主党市議会が公共放送機能の回復などを名目に交通放送の財政支援問題を再び持ち出す可能性が指摘されている。TBSはオセフン市政と民主党陣営との間で政治的象徴性が最も強い問題の一つである。

予算戦争も避けられないように見える。

オ市長が重点事業として推進中の『グレートハンガンプロジェクト』、ハンガンバス、ソウルラン、安心所得、薬自動行政策などは市議会の審査過程で予算削減または調整の圧力を受ける可能性がある。民主党が『民生優先』を掲げて事業の再調整を要求すれば、市政の核心事業の推進速度は影響を受けざるを得ない。
 
ただし、ソウル市内外では2010年や2021年とは異なる変数も存在するとの分析が出ている。
 
まず、オ市長の政治的地位が変わった。5選市長という象徴性に加え、次期大統領候補としても取り上げられる政治的重みが過去よりも増した。行政経験も誰よりも豊富である。過去のように正面衝突一辺倒ではなく、政策ごとの交渉と妥協を並行する現実的アプローチに出る可能性が高いとの見方が出ている。

民主党も負担がある。ソウル市政の足を引っ張るとの認識が広がれば、逆風を受ける可能性がある。特にソウル市民はイデオロギー的な争いよりも交通・住宅・民生問題の解決を優先する傾向が強い。無条件の反対や政治的衝突は最終的に市民の疲労感につながる可能性がある。

実際、ソウル政治の歴史は常に『協治失敗のコスト』を示してきた。市と市議会が衝突するたびに、被害は市民に戻ってきた。事業の遅延や予算の対立、行政の空白は最終的に生活の不便につながったためである。

政治界の関係者は「民主党市議会が抑制役を超えて政治的主導権の確保にのみ集中すれば、ソウル市政は再び極限の対立に向かう可能性がある」としつつ、「反対にオ市長も独走よりも協治と説得のリーダーシップを示さなければならない」と述べた。

今後4年間のソウル市政の成否は数字ではなく、政治力にかかっているとの評価がある。民主党81議席が『抑制と均衡』の議会として残るのか、それとも市政の足を引っ張る論争の中で対立の軸となるのかは、これから始まるソウル市と市議会の関係の中で決まる見込みである。




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