2026. 06. 06 (土)

LGグループ、エヌビディアとの物理AI連携を強化

  • エヌビディアの『コスモス3』を活用したLGロボティクス開発

  • 家庭用ロボット『LGクロイド』を公開…2028年商用化目標

  • アクチュエーターなどロボット部品及びスマートファクトリー事業協力

左からジェンソン・ファンエヌビディア最高経営責任者、具光謨LGグループ会長の写真(各社提供)
(左から)ジェンソン・ファンエヌビディア最高経営責任者、具光謨LGグループ会長【写真=各社提供】

LGグループはエヌビディアの物理人工知能(AI)エコシステムの重要なパートナーとして浮上している。具光謨LGグループ会長はAIとロボットをグループの核心成長軸として位置づけ、エヌビディアとの協力を拡大している。

5日、業界によると、エヌビディアは最近台湾で開催されたGTC 2026において、物理AI専用のファウンデーションモデル『コスモス3(Cosmos 3)』の主要協力企業としてLGエレクトロニクスを紹介した。LGエレクトロニクスはコスモスプラットフォームを活用し、ロボティクスの開発を進めている。コスモス3はロボットと自動運転車が物理的世界を理解し推論できるよう支援するモデルである。ジェンソン・ファンエヌビディア最高経営責任者は基調講演の終わりにLGエレクトロニクスのAIホームロボット『LGクロイド』を紹介し、LGグループとの協力を強調した。

具光謨会長は数年前からロボット・AI中心の事業を推進してきた。LGはAIソフトウェアの開発だけでなく、実際の物理世界で動くロボットと自律システムを実現する物理AIを未来の成長エンジンとして育成している。

AIホームロボット『LGクロイド』がその代表的な例である。LGエレクトロニクスは今年初めのCES 2026でクロイドを公開し、『ゼロレイバー・ホーム』のビジョンを示した。両腕と指を活用して家事を行うヒューマノイド型のロボットで、2028年の商用化を目指し、エヌビディアのロボット用プラットフォームとシミュレーション技術を活用して開発されている。

LGはロボットの核心部品事業も強化している。LGエレクトロニクスは自社のアクチュエーターブランド『アクシウム(Axiom)』を前面に出し、ロボットの筋肉の役割を果たす駆動部品事業を拡大している。アクチュエーターは物理AI実現のための核心部品とされている。LGは家電とモビリティ分野で蓄積したハードウェア技術を基にロボット部品市場まで事業領域を広げている。

具会長の最近の動きも物理AIに対する強い意志を示している。彼は4月にアメリカのシリコンバレーを訪れ、データ分析企業パランティアとロボットAIスタートアップスキルドAIの経営陣と相次いで会い、AI及びロボット産業の協力策を議論した。製造現場とロボット分野でのAI活用の可能性を直接確認し、未来の事業方向を模索したとされる。

特にエヌビディアとの協力が最も期待される。具会長はこの日午後に来韓するジェンソン・ファンCEOとの三者会談を皮切りに、8日には汝矣島LGツインタワーで事業協力について議論する予定である。具会長をはじめ、LGエレクトロニクスなど主要グループの経営陣が参加する見込みである。

エヌビディアとの協力拡大はLGグループ全体にも良い影響を与える。LGエレクトロニクスは商業用ロボットとスマートファクトリー事業分野で、LGイノテックはAIサーバー用半導体基板とロボットセンシング部品分野で新たな事業機会を確保できる。今回エヌビディアがAI PCチップを新たに発表したことにより、LGエレクトロニクスとのPC分野での協力も期待される。LG AI研究所が開発する超巨大AIモデル『エクサワン(EXAONE)』もグループのAI競争力を支える核心的な要素とされている。





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