2026. 06. 05 (金)

張成福IBS新任所長就任…「開拓型研究チーム10以上育成」

写真IBS
張成福IBS新任所長が4日午後、大田IBS本院クリエイティブバンドで行われた就任式で就任挨拶を行っている。 [写真=IBS]

「現在、知識の最前線で重要なのは『誰が革新的な質問を投げかけ、新しい方向を示すか』である。基礎科学研究院(IBS)は今後、こうした『開拓型研究チーム』を10以上構成し、新しい発見と新しい概念が花開く機関として強化していく。」

張成福IBS新任所長は4日午後、大田IBS本院クリエイティブバンドで行われた就任式でこのように述べた。この日、式典には崔英基韓国ウイルス基礎研究所所長、崔允成国家数理科学研究所所長、權勉中イオン加速器研究所長職務代行をはじめ、IBS研究チームのリーダーや構成員など主要関係者が出席した。

張所長はIBS設立初期の2012年に研究チームリーダーに選ばれ、現在まで分子活性触媒反応研究チームを率い、IBSの成長と発展に寄与してきた代表的な研究者である。任期は2026年6月から2031年6月までの5年間である。

張所長は就任挨拶で、IBSが過去15年間に世界水準の研究能力を蓄積してきたことを踏まえ、今後は卓越性(Excellence)を超え、新しい発見(New Discovery)と新しい概念(New Concept)を中心価値とすべきだと強調した。既に確立された分野の成果の蓄積にとどまらず、未知の領域を最初に探求し、新しい質問と研究方向を示す『ディスカバリーハブ(Discovery Hub)』へと発展していくビジョンを示した。

これを実現するための主要な運営方針として、△開拓型研究チームの導入 △オープン型研究チームシステムの構築 △本院及び研究インフラの競争力強化 △未来志向の研究方向の提示 △国民の信頼に基づく健全な組織文化の醸成などを挙げた。

特に、研究チームリーダーとして新進研究者を発掘・育成してきた経験を基に、若く革新的な研究者を支援する『開拓型研究チーム』を導入し、人材発掘と成長支援の体制を強化すると述べた。国内外の大学・研究所・産業界との柔軟な協力を拡大し、オープン型研究生態系を構築していく意向も示した。

張所長は本院中心の研究競争力強化を強調し、最近設立された本院2次庁舎を中心に、国内外の優秀な研究者が集まる研究環境を整備し、研究インフラを拡充していくと述べた。蔚山科学技術院(UNIST)・光州科学技術院(GIST)・大邱慶北科学技術院(DGIST)のキャンパス建設も順次推進し、IBS研究拠点を拡大し、中イオン加速器が国内外の研究者に活発に利用される代表的な研究施設として位置づけられるよう努める意向を示した。

また、量子科学、システム生命科学、合成生物学、新素材など未来の研究分野を積極的に拡張し、コンピューティング・機械学習・人工知能(AI)に基づく研究環境の変化に先手を打ち、新しい研究地形を開拓していく方向性も示した。

張所長は「失敗を恐れない研究文化と安定的でありながら大胆な行政・技術支援が共に蓄積されるとき、初めて卓越した研究所が誕生する」とし、「IBSが国民の信頼と支持を受け、世界科学の新しい方向を示す研究機関として成長できるよう最善を尽くす」と述べた。

一方、IBSは世界的水準の基礎科学研究を行うため、2011年11月に設立された。科学技術情報通信部は張新任所長の任命について「学術的権威と研究現場の経験を兼ね備えた学者研究者が選任されたため、IBSが世界の先導研究機関として飛躍し、国内基礎科学研究生態系が発展することに寄与することを期待する」と述べた。



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