2026. 06. 05 (金)

2030年までに18億ドルの輸出を目指す海苔産業の供給網革新

  • 外海・陸上養殖の段階的推進

  • 流通システムの見直し

海洋水産部は4日、政府ソウル庁舎で海苔輸出供給網革新策を発表した。写真=海洋水産部
海洋水産部は4日、政府ソウル庁舎で海苔輸出供給網革新策を発表した。 [写真=海洋水産部]
海苔の海外輸出拡大に向けて、政府は供給網の革新に取り組む。急増する海外需要に円滑に対応できるよう、生産量を増やし、生産、流通、供給過程に人工知能(AI)を導入して効率性を高める。

海洋水産部は4日、政府ソウル庁舎で、具允哲副首相兼財政経済部長官が主宰する物価特別管理関係閣僚タスクフォース(TF)で、海苔輸出供給網革新策を発表した。

K-シーフードの主要輸出品目である海苔は、昨年113億ドルの輸出実績を達成し、毎年需要が増加している。2030年には乾燥海苔の需要が2100万束(1束=100枚)に達すると予測されている。

現在、国内の乾燥海苔の生産量は年間平均1500万束であり、生産量を増やさなければ国内での品不足や輸出単価の上昇が発生する可能性がある。このため、海洋水産部は今年1月に最賢浩水産政策室長を団長とする「海苔輸出供給網革新協議体(TF)」を構成し、対策を講じた。

まず、生産基盤の安定化のために海苔の養殖面積を拡大する。水深35メートル以上の外海養殖を試験し、2027年以降の段階的な普及を検討する。また、海ではなく陸上でも海苔を生産できるよう、陸上養殖システムの構築も進める。

海洋水産部の関係者は「高水温に強い新品種と陸上養殖技術を2030年までに開発し、気候変動の中でも安定した生産力を確保する」と述べ、「備蓄品目に乾燥海苔を含め、民間に低利資金の融資を行い、需給不安と価格変動を最小限に抑える」と説明した。

生産量の拡大とともに、加工・流通システムの見直しにも着手する。海苔の加工過程にAIを導入し、人工知能転換(AX)を推進する。第1段階として、乾燥海苔の異物検査や自動包装機の導入を行い、中小ベンチャー企業部との協力により2030年までに海苔のスマート工場設置を増やす。最後に、フィジカルAI技術の開発により、スマート工場構築企業に対して全工程の自動化を推進する。

さらに、海苔加工のスマート化を扱う「K-海苔スマート加工拠点センター」を整備し、研究・産業・技術・施設を一か所に集約する。

海苔の保管能力も強化する。2028年までに乾燥海苔の保管基盤施設を増やし、年間生産量の約30%を保管する。国産の乾燥海苔の77%が全羅南道で生産されることを考慮し、羅州消費地分散物流センター(FDC)を増築し、全羅南道の産地拠点流通センター(FPC)と中部圏FDCを新築する。

最後に、海苔産業のコントロールタワーを担う海苔産業専門機関の設立を推進する。海洋水産部は今年4月から1年間、「海苔産業専門機関設立の妥当性調査」業務を進めている。

また、味付け海苔の輸出比率を60%まで引き上げるため、輸出業者ごとのカスタマイズ支援も増やす。韓国式海苔の英語名である「GIM」の普及を進めるブランディングにも力を入れる。

海洋水産部は今回の革新策により、2030年までに年間1800万束以上の海苔を生産できると見込んでいる。また、2028年までに水産食品の輸出を420億ドル、海苔の輸出を180億ドル達成する計画である。

黄鍾宇長官は「海苔輸出供給網革新策を通じて安定した海苔供給と需給調整、産業の高度化を実現する」と述べ、「海苔の価格安定化により国民が負担なく海苔を消費できるようにし、世界市場で我が国の海苔の地位をさらに確固たるものにしていく」と語った。



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