2026. 06. 03 (水)

ETF市場に挑む中小型運用会社の戦略

  • DS・ライフ・ダオル・iMが続々と参入

  • 運用ノウハウを活かした特化戦略

  • 「AUMより収益性」…差別化競争が本格化

画像=ジェミナイ
[画像=ジェミナイ]
国内の上場投資信託(ETF)市場が500兆ウォン時代に突入する中、中小型資産運用会社のETF市場への進出が本格化している。三星資産運用と未来アセット運用が市場の70%以上を占める寡占構造であるが、アクティブETFを中心に新たな成長機会を模索する戦略である。

2日、金融投資業界によると、DS資産運用、ライフ資産運用、ダオル資産運用、iM資産運用などの中小型運用会社がETF事業への進出または拡大を検討している。DS資産運用は、キウム投資資産運用のETF事業を牽引していた鄭成仁本部長を迎え入れ、3月にETF組織の構成を完了し、7月中にコスダックアクティブETF上場を目指して準備を進めている。下半期中に最大3つのETF商品を発表する計画である。

ライフ資産運用は、公募ファンド運用会社のライセンス認可を申請中である。現在は一般私募集合投資業のライセンスのみを保有しているが、公募ファンドの認可が下り次第、ETF市場への進出を試みる予定である。ダオル資産運用もETF市場への進出を視野に入れ、人材採用の段階を進めている。iM資産運用は昨年2月にコスピ200 ETFを発売した後、新商品の発売を検討中である。
 
ETF市場の推移
ETF市場の推移

業界では、数年前までは中小型運用会社のETF市場進出に懐疑的な見方が優勢であった。ETF市場は規模の経済が絶対的な事業であるため、後発者が生き残るのが難しいという理由からである。実際、国内のETF市場は、シェア1位と2位の三星資産運用と未来アセット運用の合算シェアが70%を占めている。

それでも中小型運用会社がETF市場を無視できない理由は、ETFが資産運用業の核心ビジネスとして定着しているからである。ETFの時価総額が500兆ウォンを超え、個人投資家の大規模な資金が株式市場に流入する重要な手段となっている。

特にアクティブETFの成長が中小型運用会社の参入を刺激している。アクティブETFは、指数を単純に追随するパッシブETFとは異なり、運用者の投資判断が収益率に直接反映される構造である。特に私募ファンド運用の経験が豊富な運用会社は、特定の産業や銘柄の発掘能力、集中投資戦略に強みを持っているため、アクティブETFを通じて差別化を図るのに適しているとの評価を受けている。

収益性も魅力的である。ETF市場では規模競争が重要だが、アクティブETFは差別化された運用成果を基に相対的に高い報酬を得ることができる。投資家も高い収益率を期待するため、相対的に高い報酬に対する拒否感が少ない。運用資産(AUM)競争よりも運用成果を基に収益性を確保する方向に事業モデルが変化している。

代表的な例がタイムポリオ資産運用である。アクティブETFを前面に出したタイムポリオは、2024年末に10位だったETF市場シェアが今年3月には7位に躍進した。収益性も目に見えて増加した。2025会計年度の年間純利益は851億ウォンで、前年度の347億ウォンに比べ145%増加した。

業界では、DS資産運用の成果が今後中小型運用会社のETF市場進出のスピードを決定する分岐点になると見ている。ETF市場の二極化が進む中、アクティブETFを通じて成功事例がさらに登場すれば、私募運用会社のETF市場進出はさらに増える可能性が高いとの分析である。

資産運用業界の関係者は「過去にはETF市場が事実上大手の専有物と見なされていたが、今ではアクティブETFという新たな選択肢が生まれた」と述べ、「私募ファンド運用経験のある運用会社が自らの投資戦略をETFに盛り込み始めれば、市場競争の構図も徐々に変わる可能性がある」と語った。
 



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