2026. 06. 02 (火)

韓国産の活アワビとヒラメの輸出が活況、オサカの水産物市場に迫る

  • 現地流通網の構築と大規模消費圏の確保

  • 活アワビ38億円・ヒラメ13億円の輸出実績

水産業協同組合大阪貿易事務所の金東熙所長が出張記者団に事務所の現状を説明している。写真=金裕珍記者
水産業協同組合大阪貿易事務所の金東熙所長が出張記者団に事務所の現状を説明している。 [写真=金裕珍記者]
"韓国の漁業者が生産した水産物の輸出拡大を通じて、漁業者の所得向上に貢献したい。昨年3月の開所以来、55億円の輸出実績を上げた。"

先月28日、日本の大阪で出会った水産業協同組合大阪貿易事務所の金東熙所長は、現地事務所の意義と実績についてこのように述べた。

水産業協同組合大阪貿易事務所は、単なる海外支社の概念を超え、「現地直接流通プラットフォーム」という意味を持つ。従来の民間に依存していた輸出構造から脱却し、水産業協同組合が直接日本で流通網を確保した。

大阪は日本の水産物消費の中心地であり、近隣には京都、神戸、奈良などの大都市が接しているため、大規模消費圏を確保するのに有利である。水産業協同組合は、これを日本西部のK-水産物供給拠点に育てるため、大阪を最初の海外事務所開設地域に選んだ。

大阪事務所は昨年3月18日に開所して以来、活アワビとヒラメを中心に輸出活動を展開している。従来は国内の水産物が日本に輸出される際、中間業者や現地の卸売業者を経由しなければならなかった。しかし、水産業協同組合が生産から輸出、現地流通をワンストップで直接行うことで、水産物の鮮度を高めた。

日本の代表的な流通マーケットであるヨークベニマルとの協業により、水産物の納品を推進しており、冷凍アワビと塩の輸出を確定した。さらに、花蟹などバイヤーの需要に応じた新規品目の開発にも力を入れている。

昨年3月から12月までに、活アワビ38億円(180トン)、活ヒラメ13億円(60トン)を輸出し、合計55億円の成果を上げており、冷凍アワビや生ダコなど主力品目の多様化を図っている。

このような成果は決して容易に達成されたものではない。一度結びつきを持つとそれを維持する日本市場の雰囲気から、新規業者が参入するには高い壁がある。金所長は「まるで何もないところから(バイヤーを)探し出し、電話した」と述べた。輸入バイヤーにメールを送り、返信をくれる業者を訪問してミーティングを設定するなど、足を使った営業が行われた。

金所長は「会ってみると自信が持てる。日本の全国漁業協同組合連合会(全漁連)という組織と同じ役割を果たすと紹介すると、(バイヤーとの)信頼が築かれ始める」と述べ、「お互いに理解ができれば取引を始めることができる」と語った。

特に韓国産のアワビに対する日本人の関心は高い。金所長は「養殖アワビは韓国産が最高級とされている」と述べ、「高級レストランの鉄板焼きなどに必ず含まれ、アワビのバター焼きも人気が高い」と説明した。

水産業協同組合は、大阪貿易事務所の現地法人化にもスピードを上げている。法人化が実現すれば、輸出の多様化にも寄与できるとの判断である。

金所長は「法人化が進めば、韓国の水産物を直輸入したいが、企業規模などの理由で輸入できない小規模業者までネットワークを広げることができる」と述べ、「韓国水産物の輸出多様化という利点を持つことになる。水槽などの保存施設についても考慮している」と語った。

ただし、アワビの競争激化は解決すべき課題として挙げられる。2017年の時点で日本へのアワビ輸入は1600~1700トン程度であったが、昨年の時点で2500トンに急増した。急増した物量のため、アワビの価格は逆に下落している。

金所長は「韓国の養殖業界の内部競争が激化し、過剰生産が発生して輸出物量の価格も下がっている」と述べ、「一部地域では漁船を減らすように養殖場を整理する手続きを進めていると聞いている」と語った。



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