![[写真=HD現代]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/09/11/20250911164126307716.jpg)
HD現代が船舶建造現場にスターリンク衛星サービスを導入する。
HD現代は11日、KT SAT本社でKT・KT SATと共に、「スターリンク活用および人工知能(AI)基盤の業務革新推進」のためのMOUを締結したと明らかにした。
今回の協約を通じ、HD現代は船舶建造過程全般にスターリンク衛星サービスを導入・適用する。 KT SATはスターリンクアンテナなど衛星サービス利用に必要な装備を供給する。 また、KTは自社のAI技術を連携し、HD現代の役職員の業務生産性向上を支援する計画だ。
次世代通信として注目されているスターリンク衛星サービスは数千基の小型衛星を基盤に全世界どこでもインターネット接続を可能にする「地球低軌道衛星通信サービス」だ。 米国の代表的な宇宙産業企業であるスペースXが運営している。 何よりもスターリンクサービスを利用する場合、光ケーブルおよび基地局設置が難しい海・山岳地域でも安定的な接続が可能だ。
HD現代はスターリンク衛星サービスを活用して建造中の船舶内部に通信網を構築し、スマートワーク環境を造成する予定だ。 また、作業途中に発生しうる突発状況や危険から作業者の安全をさらに強化する方針だ。
遠隔試運転もさらに拡大する。 現在試運転中の船舶が海上通信陰影区域で問題が生じた場合、該当船舶を通信が可能な領海に移動させて措置を取り、試運転を再開する非効率が発生しているためだ。
スターリンク衛星網を活用した遠隔試運転の拡大は、このような問題を解決することができる。 実際に運航中の船舶のエンジン状態とリアルタイムデータを時間と場所にとらわれずに遠隔で獲得することができ、即刻的な措置が可能なためだ。 これにより、試運転日数が増えることを防止し、船舶の適期引渡しを導くことができる。
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