![[写真=現代ロテム]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/09/02/20250902120111586780.jpg)
ポーランド型K2戦車(K2PL MBT)が東欧最大規模の防衛産業展示会で初披露される。
現代ロテムは2日(現地時間)から5日までポーランドのキエルチェ(Kielce)で開かれる「第33回目のポーランド国際防衛展示会(MSPO)」に参加すると1日、明らかにした。
現代ロテムが4年連続で参加するMSPOは、ポーランドで1993年から毎年開催されている国際防衛産業展示会で、昨年は35ヵ国の防衛産業企業と計3万人以上の観覧客が会場を訪れた。
今年8月、ポーランド軍備庁とK2戦車2次履行契約を締結した現代ロテムは、今回の展示会を通じて後続事業推進のための広報に力を集中する予定だ。 戦車だけでなく、人工知能(AI)と自動運転など、未来の無人技術まで幅広い協力を続けられる事業を模索するという戦略だ。
現代ロテムはまず、現地で量産されるポーランド型K2戦車をモックアップで公開する。 2028年から生産されるポーランド型K2戦車には、敵軍の対戦車誘導ミサイルとドローン脅威に対応可能な能動防護装置(APS)と電波を撹乱してドローンの正常稼動を防ぐドローンジャマー(ADS)が搭載される。 これに遠隔射撃統制システム(RCWS)と性能が改善された特殊装甲で作戦遂行能力もさらに高くなる。
今後、国内電車にも能動防護装置とドローンジャマーなどを搭載し、韓国軍がより安全で強力に任務を遂行できるように寄与する計画だ。
現在納品されているポーランドK2戦車(K2GF MBT)の実車も3年連続で前面に展示される。 ポーランドK2戦車は今年上半期までに133台が現地に納品された状態で、今年末までに残りの47台の引き渡しが終われば、1次履行契約分が全て到着することになる。 続いて2027年までに2次履行契約物量である116台がポーランドに追加納品される予定だ。
現代自動車グループの自動運転と人工知能(AI)、電動化など未来技術が集約された多目的無人車両(HR-シェルパ)も実物サイズのモックアップで一緒に披露する。 現代ロテムのHR-シェルパ(SHERPA)は、迅速テスト獲得事業の一環として韓国陸軍に初めて納品された後、戦力化決定に寄与し、4世代に至るまで着実な研究開発(R&D)が行われている。
HR-シェルパは電動化車両で、無人、遠隔運用が可能で、人の代わりに任務を遂行することができる。 用途によって多様な装備を搭載できる拡張性があり、軍用はもちろん、民需用としても活用できるのが特徴だ。
現代ロテムは昨年10月、HR-シェルパプラットフォームで火災鎮圧装備を搭載した無人消防ロボットを初めて披露した。 無人消防ロボットは火災時に迅速な鎮圧のために消防庁と共に共同開発中であり、多様な火災現場で消防士に代わって鎮火活動が可能になるものと期待される。
このほか、次世代戦車の有無人複合戦車と防護力増強に焦点を合わせた次世代装甲車もモックアップで展示される。
一方、現代ロテムは今年8月、ポーランド軍備庁と約8兆9800億ウォン規模のポーランドK2戦車の2次履行契約を結んでいる。
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