![[写真=LS電線]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/30/20250430115354293703.jpg)
関税問題で不確実性が拡大している中、LG電線が米国に大規模な工場建設を着手し、対応に乗り出した。
LS電線は子会社のLSグリーンリンクがバージニア州チェサピーク市に米国最大規模の海底ケーブル製造工場を着工したと29日、明らかにした。 今回の投資は計6億8100万ドル(約1兆ウォン)規模で、トランプ政権2期目以降、韓国企業初の大型現地投資だ。
LS電線は今回の投資を通じ、米国のサプライチェーン自立戦略に先制対応し、グローバルエネルギーインフラ転換を導く橋頭堡を用意する計画だ。 特に、米国内の海底ケーブル生産インフラが制限的なだけに、現地調達の拡大とサプライチェーンの安定性の側面で戦略的な意味が大きい。
LS電線のク·ボンギュ代表は“LSグリーンリンクの工場建設はLS電線がグローバルエネルギーインフラ企業に跳躍する転換点”とし、“世界最高水準の製造インフラを土台に、急増するグローバル海底ケーブル需要に迅速かつ効率的に対応する”と明らかにした。
工場はエリザベス川流域39万6700平方メートル(約12万坪)の敷地に建てられ、延べ面積は約7万平方メートル(約2万坪)規模だ。 2027年第3四半期に完工し、2028年第1四半期の量産を目標にしている。
生産設備には201m高さの垂直連続圧出架橋設備(VCV)タワーと専用港湾施設などが含まれる。 これを通じて超高圧直流送電(HVDC)海底ケーブルの生産から運送、供給までワンストップで遂行できる世界最高水準のインフラを整えることになる。
VCVタワーはバージニア州内の最高層構造物であり、フィラデルフィアからシャーロットの間の東部海岸圏で最も高い産業施設として位置づけられる見通しだ。 また、今回の工場建設で、地域社会には330以上の雇用が創出されるものと期待される。
LS電線は今回のプロジェクトを通じ、米国はもちろん、欧州と中東を包括するグローバル海底事業のサプライチェーンの中心軸を構築する計画だ。 また、LSマリンソリューションとLSエコエナジーとの事業シナジーも期待している。
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