![[写真=SKIET]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/10/20250410151456933910.jpg)
SKIETがグローバル顧客会社に北米プロジェクト用電気自動車バッテリー分離膜生地を供給し、北米中心の顧客多角化に拍車をかける。
SKIETは4月から北米地域の新規プロジェクトに分離膜生地の供給を開始したと10日、明らかにした。 SKIETは来年までに最大30万台の電気自動車に相当する分量の分離膜生地を供給する計画だ。 ただ、両社間の契約条件により、顧客社名と具体的な契約金額などの詳細事項は公開しないことにした。
SKIETは来年以降、電気自動車のキャズムが緩和されれば、分離膜の供給量が大幅に増加するものと期待している。 最近の米国政策の影響で、グローバル顧客企業が非中国産素材の調達に乗り出している。 米国の対中国貿易政策の不確実性が高まり、非国産素材を確保しようとする動きが本格化するものと分析される。
エネルギー専門市場調査会社のSNEリサーチによると、昨年第4四半期のバッテリー分離膜市場の中国シェアは88.8%だ。 米中貿易の不確実性が続く場合、非中国国家の占有率はますます高くなるものと予想される。 バッテリー分離膜は中国を除けば、韓国と日本の少数業者だけが生産する品目で、これにより、韓国産分離膜の需要も高まるものと見られる。
このようなグローバル情勢の中、SKIETはグローバル顧客多角化戦略で成果を上げている。 SKIETは今年2月、グローバル顧客会社と2914億ウォン規模の角形リチウムリン酸鉄(LFP)バッテリー分離膜受注中長期供給契約を締結した。 最近行われたカンファレンスコールでも中長期供給契約締結のための新規受注議論が活発に進められていると明らかにしたことがある。
SKIET関係者は“北米地域を中心に推進してきた顧客多角化戦略が相次いで成果を出している”とし、“今回の分離膜供給は単純販売量増加だけでなく、工場稼動率まで上昇し、本格的な損益改善が期待される”と述べた。
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