![[写真=LS電線]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/14/20250314155618701226.jpg)
LS電線と大韓電線が電力産業の本場である欧州で、HVDC(高圧直流送電)分野の技術競争力を立証した。
14日、業界によると、LS電線と大韓電線が英国電力送配電企業「ナショナル・グリッド(National Grid plc_)と「HVDCケーブルシステム」フレームワーク契約を締結した。 今回の契約はヨーロッパと日本など全世界でたった6社が参加する事業だが、韓国電線業界1·2位の2社が並んで名を連ねた。
長距離電力伝送の核心技術であるHVDCケーブルシステムは、再生エネルギーとスーパーグリッド(国家間の電力網連結)の拡大により、世界的に需要が増加している。 製品に対する技術力だけでなく、生産設備確保のための莫大な資金が要求され、グローバル少数の企業のみが開発・生産する。
ナショナル・グリッドは英国の電力網を総括する企業で、英国本土と北海地域で大規模な送電インフラを構築している。 今後8年間、計15プロジェクトのケーブル供給・設置事業を推進する予定であり、そのために約213億ポンド(約40兆ウォン)の予算を策定した。
今回のフレームワーク契約は個別プロジェクト進行に先立ち、主要供給業者を事前に選定し、長期協力体系を構築するためになされた。 具体的なプロジェクト別契約は今後、別途締結される予定だ。
今回の契約を通じ、LS電線は今後の個別プロジェクトに参加し、海底及び地中HVDCケーブルの供給と布設、接続工事などを遂行することになる。
LS電線関係者は“全世界でHVDCケーブル供給経験を持つ企業はLS電線を含め、6社に過ぎず、韓国ではLS電線が唯一だ”とし、“供給が需要に比べて不足している状況なので、各国の企業が先制的に供給物量確保に乗り出している”と述べた。
LS電線は2007年、韓国で初めてHVDCケーブル技術を開発して以来、北唐津-高徳1·2次事業と済州2·3連係事業など、国内すべてのHVDCプロジェクトを成功的に遂行した。 また、英国やドイツなど海外でも3兆ウォン以上のHVDC受注実績を持っている。
![[写真=大韓電線]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/14/20250314155645833616.jpg)
大韓電線は2025年から最長8年間、ナショナル・グリッドが推進する525㎸、320㎸級のHVDCケーブルシステムプロジェクト入札に参加することになる。
フレームワーク契約は決まった期間中、一定の条件の下でサービスや物品を提供することに合意する長期契約であり、購買者と供給者間の信頼関係を土台に安定的な協業が可能なのが特徴だ。
大韓電線のソン·ジョンミン副会長は今回の契約について、“未来の核心電力技術として注目されるHVDCケーブルシステムの技術競争力を、先進電力市場であるヨーロッパで認められた非常に意味深い契約”と明らかにし、“今後もHVDCケーブルシステムの品質信頼性を高め、技術力量強化に努め、ヨーロッパはもちろん、グローバル市場での事業機会を持続的に拡大していく”と述べた。
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