ポスコインターナショナルは20日、企業価値と株主価値を極大化するための中長期核心指標と具体的な実行方案を盛り込んだ「企業および株主価値向上計画」を発表したと23日、明らかにした。
今回の計画を通じ、2025年から株主還元率を2倍に拡大し、持続可能な成長を実現し、韓国を代表する株主親和企業として位置づけられる方針だ。
ポスコインターナショナルは今年初め、中期株主親和政策として株主還元率を25%に設定している。 しかし、今回の計画では2025年から還元率を50%に大幅に上方修正し、中間配当を新設し、株主還元政策をさらに強化することにした。
また、税引き前利益の年平均成長率を8%以上達成し、投資した資本から8%以上の収益を創出するという目標も設定した。 これは安定的な収益構造を確保し、企業価値を持続的に高めるための戦略の一環だ。
特に、エネルギーと食糧事業では積極的な拡張を通じて市場支配力を強化し、鉄鋼及びモビリティ事業ではポスコグループとの協力を通じてシナジーを創出し、収益性を最大化する計画だ。 主要事業間の相互補完的なポートフォリオを構築し、リスクを分散し、安定的な利益成長も図る予定である。
ポスコインターナショナルは2010年、ポスコグループに編入されて以来、核心事業ポートフォリオを再編し、大規模な買収合併(M&A)と積極的な投資を通じ、昨年、創業以来初めて営業利益1兆ウォンを達成する成果を上げた。 これを基盤に、今後も持続可能な成長と収益性を強化することに注力する方針だ。
さらに、今回の企業や株主価値向上計画には、政府のバリューアッププログラムの趣旨に応え、コミュニケーションを強化する案も含まれた。 最高経営陣は積極的なIR活動を通じて会社の中長期戦略方向を透明に共有し、信頼を土台にした持続可能な成長を追求する計画だ。
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