サムスン物産の商社部門とLSエレクトリックがグローバル新再生エネルギー事業を推進する。
サムスン物産とLSエレクトリックは25日、グローバル新事業開発共同推進の了解覚書(MOU)の署名式を行ったと明らかにした。
両社は合弁会社を設立し、初の協業対象として現在サムスン物産が米国で開発中の500メガワット規模のエネルギー貯蔵装置(BESS)プロジェクトを選定した。 初期開発段階にあるプロジェクトをLSエレクトリックと共同で進め、価値を高める計画だ。
サムスン物産は各種許認可取得を含めた開発分野を、LSエレクトリックは電力ソリューション提供など技術分野を担当する。 今回の協業は両社の専門性とノウハウを基にシナジーを創出するための布石だ。
サムスン物産はこの3年間、地道に成長している米国の太陽光事業の本格的な拡大を模索する。 各種許認可の取得後、着工前に事業権を売却するモデルから進んで、パートナー構成を通じた共同事業推進などでモデルを多角化し、太陽光開発事業の競争力を強化する方針だ。
LSエレクトリックは、米国の太陽光開発専門性を持つサムスン物産との協業を通じ、日本と欧州に続き、北米にESS戦線を広げ、グローバルESS総合ソリューション専門企業に生まれ変わるという戦略だ。 特に、新再生エネルギーの拡散により、系統連携の安定性の重要性が高まり、送変電はもちろん、配電技術力までつながるトータルソリューションの競争力を前面に出し、米国電力インフラ市場の攻略を加速化する計画だ。
一方、サムスン物産はカナダのオンタリオ州の新再生発電団地の造成経験を基に、2018年に米国の太陽光開発事業に本格的に乗り出した。 今回のプロジェクトを含め、サムスン物産は米国だけで計17.4GWの太陽光·ESS開発案件を保有している。 2022年にはオーストラリア市場に進出し、9月にはドイツ新再生法人を設立するなど、エコ事業開発努力を活発に続けている。
LSエレクトリックは、日本の九電工とMOUを締結し、現地ESS市場への進出を本格化しており、英国に初のESS発電所であるBotley発電所を竣工し、Widow Hill BESS事業も受注するなど、グローバル新再生エネルギー事業領域を拡大している。
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