大韓航空⁻アシアナ航空合併、早ければ来月初めにEU最終承認

[写真=大韓航空]
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大韓航空とアシアナ航空の企業結合の最後の関門である欧州連合執行委員会(EC)の最終承認が早ければ来月初めに行われるものと予想される。

27日、業界によると、ECは大韓航空がティーウェイ航空に渡した欧州旅客4路線の運航安全性を約1ヵ月間見守った後、早ければ来月初めに最終判断を下す計画だ。

ティーウェイ航空はイタリアのローマ、フランスのパリ、スペインのバルセロナに続き、3日にドイツのフランクフルトに就航し、4路線の移管を終えた。 ECは、ティーウェイ航空が4つの路線を安定的に運営し、大韓航空と円満な競争体制を構築できるかどうかを検討しているという。

ECはアシアナ航空貨物事業を買収する優先交渉対象者に選定されたエア仁川に対し、現場実態調査を行うなど買収人評価を進めている。 エア仁川はアシアナ航空貨物事業との結合手続きを終え、来年7月1日に初運航に乗り出すことを目標にしている。

業界ではECの最終承認後、米法務省(DOJ)の審査も終了するものと見ている。 DOJが両社合併に対して独寡占訴訟を提起しなければ、承認と見なされる。

大韓航空はこれまでDOJが憂慮を提起してきた米州路線の独寡占解消のため、エアプレミアと米州路線連係運航を拡大するなど先決課題を履行した。 来月中に米国の承認まで得られれば、大韓航空は企業結合を申告した14の必須申告国に対するすべての承認を確保することになる。

大韓航空は12月20日以前までにアシアナ航空に対する新株買収を通じ、大韓航空子会社への編入を完了する計画だ。 ただ、新株引受取引後、両社が完全な合併を成し遂げるまでには2年ほどかかるものと見られる。
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