SK onが有償増資を通じて資金調達に乗り出す。
SKイノベーションは2日、子会社のSK onが1兆ウォン規模の第3者割当方式の有償増資に乗り出すと公示した。 新株発行数は1803万1337株で、発行価額は5万5459ウォンだ。
SKイノベーションは“財務構造改善など経営上の目的達成のためのもの”と説明した。 これに対してSK on関係者は“SK onが新株発行を通じて株価収益スワップ(PRS)方式で約1兆ウォンの資金を誘致すること”と述べた。
PRSは多数の国内企業が資本調達のために活用している金融技法であり、今後、株価が上がれば差益を収益として認識することができる。
現在、SK onは設立以来、11四半期連続で赤字を記録しており、債務返済と設備投資のために資金募集が避けられない状況だ。 ただ、SKイノベーションは電気自動車キャズム(一時的な需要鈍化)時期を過ぎると、バッテリー業界が再び収益を創出するものと期待し、今回のPRS契約を結んだものと見られる。
SKイノベーションは同日、IMMの子会社であるエコソリューションホールディングスが保有しているSKエンムーブ株式400万株を1427億ウォンで買収することにしたと公示した。 これでSKイノベーションのSKエンムーブ持分率は既存60%から70%に拡大した。
エコソリューションホールディングスは、IMMプライベートエクイティ(PE)のクレジット部門の子会社であるIMMクレジットソリューション(ICS)がSKエンムーブ投資のために設立した特殊目的法人(SPC)だ。
潤滑油専門企業であるSKエンムーブは人工知能(AI)時代を迎え、注目を集めている液浸冷却市場に先制的に進出し、大規模な投資と開発を進めている。
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