韓国代表の人工知能(AI)半導体ファブレス(半導体設計企業)であるリベリオン(Rebellions)とサピオン(Sapeon)が合併のための本契約を締結した。 企業価値約1兆4000億ウォンの韓国初のAIユニコーン(企業価値1兆ウォン以上の非上場企業)スタートアップが市場に第一歩を踏み出すことになる。 両社は今後、力を合わせてNVIDIAが主導するグローバルAIチップ市場に変化の風をもたらす計画だ。
リベリオンとSKテレコム(SKT)がリベリオンとSKT子会社のサピオン・コリア間の合併のための本契約を締結したと18日、明らかにした。
両社の経営陣は16日午後、リベリオン事務室で会い、このような内容の本契約を締結した。 両社は6月、グローバルAIチップ市場の競争力向上を目標に合併を推進すると明らかにし、これまで相互実態調査作業と具体的な合併条件作りのための協議を進めてきた。
今回の本契約を通じ、両社はリベリオンとサピオン・コリアの企業価値比率を2.4:1で最終合意した。 当初予想されていた2:1よりリベリオン株主に有利な割合であり、それだけリベリオンの成長性をより高く評価したのだ。
リベリオンはシリコンバレーなどで経歴を積んだ半導体専門家5人が意気投合して2020年に創業したAIチップスタートアップで、設立3年ぶりにAIチップ2個を発売し、サウジアラビアのアラムコを含め、国内外投資家から3000億ウォンを投資誘致する成果を出したことがある。 サピオン・コリアは2016年、SKT内部の研究開発組織から出発し、分社したAIチップ専門企業だ。
新規合併法人の企業価値は、リベリオンの企業価値8800億ウォンとサピオン・コリアの企業価値5000億ウォンを合わせて約1兆4000億ウォン規模であり、韓国AIスタートアップの中で初めてユニコーン(企業価値1兆ウォン以上のスタートアップ)に到達した。
米国税法によるSKグループ側の負担を最小化するため、合併後の存続法人はサピオン・コリアになる。 代わりにリベリオン経営陣が合併法人を率き、合併法人の名前もリベリオンにすることにした。 会社の経営もリベリオンのパク・ソンヒョン代表が担当する。
合併法人の筆頭株主は、サピオン・コリアの大株主であるSKT、SKハイニックス、SKスクエアだが、パク代表を含むリベリオン経営陣の安定的な合併法人運営のため、3社は保有株式のうち3%(合併後基準)を合併前まで売却し、リベリオン経営陣に対して1大株主の地位を保障することにした。 これにより、パク代表とその友好持分が合併法人の1大株主になって会社を率いることになる。 合併後の円滑な経営のため、合併法人の主要株主らは一定期間、相手の同意なしに株式を処分しないことにした。
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