大韓電線、韓国唯一の海上風力用CLV敷設船の就航式を開催

[写真=大韓電線]
[写真=大韓電線]

大韓電線は唐津(ダンジン)海底ケーブル工場が位置した牙山(アサン)国家団地埠頭で、6200トン級の海底ケーブル布設船「パロス(PALOS)」の就航式を開催したと24日、明らかにした。

パロスは韓国唯一の海上風力用CLV布設船で、一度に最大4400トンの海底ケーブルを船積みできる。

大韓電線の布設船名称であるパロスは、役職員を対象に行ったネーミング公募展を通じて決定された。 パロスは500年余り前、探検家クリストファー・コロンブスが最初の航海を始めたスペインの港町の名前で、海底ケーブル施工事業という新大陸に成功的に進出するという意味が含まれている。

パロスは設計段階から海底ケーブル敷設のために建造されたCLVで、貨物運搬が目的のバージ船を改造して作ったCLBに比べ、はるかに優秀な性能を保有している。 一般船舶とは違って、床が平らで、水深に関係なく色々な現場に投入が可能であり、船舶位置精密制御システム(DP2)などの最新機能まで搭載している。

また、最大9ノット(knot)の速度で運航できる動力船で、曳船の牽引で動いて気象変化や潮流に能動的に対処できないCLBに比べ、非常に安定的かつ繊細に海底ケーブルを敷設することができる。

大韓電線は布設船を確保したことで、設計、生産、運送、施工、試験、メンテナンスなど海底ケーブルの全体バリューチェーンを遂行できる力量を備えることになった。 現在、全世界的に海底ケーブルのターンキー競争力を備えた企業は少数に過ぎないだけに、今後、持続成長が展望される海上風力市場で多様な事業機会を確保するものと展望される。

一方、大韓電線は09年から国内外市場に海底ケーブルを供給し、技術力と競争力を築いてきた。 5月には唐津海底ケーブル工場の第1段階を竣工し、第2段階は2025年上半期を目標に建設している。 海底ケーブル第2工場は外部網およびHVDC海底ケーブル生産のためにVCV設備を備えた工場で、2027年の竣工を目標に準備している。
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