サムスンディスプレイ、「SID今年の優秀論文」に4編選定

[写真=サムスンディスプレイ]
[写真=サムスンディスプレイ]

サムスンディスプレイはQD-LED、フォルダブルディスプレイなど未来技術分野の研究成果を整理した論文4編が世界情報ディスプレイ学会(SID)「今年の優秀論文」に選ばれたと12日、明らかにした。

サムスンディスプレイはSIDが毎年北米地域で開催するディスプレイ専門学会および展示会である「ディスプレイウィーク」に参加し、56編の研究論文を発表する。 特に、サムスンディスプレイは参加企業の中で最も多い4編の論文が優秀論文に選ばれる成果を成し遂げた。

「ディスプレイウィーク」には全世界のディスプレイ企業と研究機関、大学に属した研究員が参加し、毎年数百編の論文を発表するが、その中で各分野で革新的成果を出した論文が優秀論文に選定される。

今年の「ディスプレイウィーク」は量子ドット(QD)研究で昨年ノーベル化学賞を受賞したMoungi Bawendi教授の基調講演およびQD特別セッションが予定されている。 サムスンディスプレイのQD-OLEDパネルが適用された「FSI」のリファレンスモニターが「今年のディスプレイ応用製品賞」を受賞したりもした。

サムスンディスプレイは今回の「ディスプレイウィーク」で、次世代QD技術を披露した。 ハ·ジェグクプロをはじめとするディスプレイ研究所工程研究チームは「インクジェットプリンティング工程で具現した自発光QD-LED技術」研究を紹介し、優秀論文賞を受賞した。

QD-LEDは無機物QDを利用してR·G·Bピクセルを構成したディスプレイで、色表現力が優れていて、次世代技術として注目されている。 研究チームはQD表面に新しい素材を適用して安定性を高め、QDをインクのようにプリンティングする工程を具現し、QD-LED商用化の可能性を高めた点が認められた。

中小型事業部のキム·テウンプロと研究チームは「超低曲率具現のためのフレキシブル薄膜トランジスタ技術」論文で優秀論文賞を受賞した。 折れる部分の曲率が1R(半径が1㎜である円の曲がった程度)であるフレキシブルディスプレイを具現できるように薄膜トランジスタ(TFT)関連素材、構造、工程を開発したのが核心だ。 研究チームが開発したTFTは、20万回のフォールディングテストなどに耐えるなど、実際の製品に適用できる水準の信頼性を確保した。

この他にもイ·ドンヒョンプロとディスプレイ研究所モジュール研究チームの「フレキシブルディスプレイベゼル最小化研究」、チョン·ウヒョンプロと生産技術研究所設備要素技術開発チームの「高解像度マイクロディスプレイのためのガラスマスク研究」が優秀論文賞受賞の栄誉を得た。

イ·チャンヒディスプレイ研究所長(副社長)は“全世界のディスプレイ専門家たちが一堂に会する席で、サムスンディスプレイの技術リーダーシップを証明することになり、自負心を感じる”とし、“今後も世の中になかった技術を先導的に披露し、次世代革新を主導できるよう努力する”と述べた。
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