ロッテカード、ベトナム攻略本格化···現地法人に937億ウォン増資

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[写真=聯合ニュース]

ロッテカードがベトナム市場攻略のために現地法人の子会社に900億ウォンを超える資金を投入した。ベトナム市場で本格的な事業拡大に乗り出し、今年の黒字転換を目標にしている。

ロッテカードは2日、ベトナム現地法人である「ロッテファイナンスベトナム」に937億ウォン規模の増資を完了したと明らかにした。先立ってロッテカードは去る3月、理事会でベトナム現地法人に対する海外直接投資を承認し、この日増資代金入金を完了した。ベトナム事業を始めた2018年以後、最大規模だ。

ロッテカードは今回の増資に対して「ロッテカードの蓄積された現地経験と差別化力量を土台にベトナム事業が持続成長が可能な水準に安定化されたという自主評価に従ったもの」とし「今回の投資金は事業構造改編基盤準備、営業資産拡大にともなう運営資金など成長余力を確保するのに使われる」と説明した。

ロッテカードは2018年、ベトナム現地金融会社である「テックコムファイナンス」を買収しベトナム市場に進出した。コロナパンデミックにともなうグローバル景気鈍化を体験し成長が停滞したりもしたが、信用管理力量を蓄積し安定的な資産成長を成し遂げた。

ロッテカードは体系的に信用情報システムが備わっていないベトナムで自主信用評価モデルを開発し、顧客信用度にともなう差別化された金利を提供する「RBP(Risk Based Pricing)」体系を構築した。高金利市場の優良顧客に低い金利を提供して健全性は維持し、商品競争力は高めた。また、営業方式を従来のオフライン中心からビッグデータ基盤のデジタル方式に転換し、顧客募集費用を下げた。特に人口比重が最も高く、デジタルに慣れている2030世代を集中攻略した。

その他にも現地Eコマースと電子財布会社との協力を通じた「BNPL(Buy Now Pay Later)」サービスも拡大した。2022年にはベトナムのクーパンと呼ばれるEコマース企業のTiKi(ティキ)と業務協約を結び、今年4月にはベトナム3位の電子財布会社であるZalo Pay(ザロペイ)と業務提携を結びBNPLサービスを披露した。先月にはロッテモール、ロッテマート、ロッテデパートの利用客を対象にした「ロッテベトナムPLCC」カードを発売した。

ベトナムは公務員の割合が韓国に比べて高く、中産層の割合が持続的に増加している。ロッテカードは、職業安定性と確実な身分を持つ公務員と高所得会社員を対象に、信用融資の販売を拡大している。今年4月末基準で信用貸出の取り扱い高の半分以上が公務員または高所得会社員の貸出で構成されている。

ロッテカードは優良資産の拡大を加速化し、ベトナムの消費者金融市場で安定的な事業拡張と資産健全性を改善して中期的に事業安定性を確保するなど、現地での本格的な成長を続ける計画だ。
 
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