韓国で誕生した1号ジャイアントパンダ「プーバオ」の別れの挨拶のために観覧客が殺到したエバーランドが、今年第1四半期の最大売上を更新した。
28日、業界によると、エバーランド(カリビアンベイを含む)を運営するサムスン物産レジャー部門は、第1四半期に1260億ウォンの売上を記録した。第1四半期の歴代最大の売上だ。
第1四半期は典型的なオフシーズンに属し、普通100億ウォン台の営業損失を記録する。しかし、今年第1四半期は営業損失率が8.7%で、通常20%前後の歴代第1四半期と比べて大幅に減少した。
サムスン物産のレジャー部門でエバーランドの事業比重は、売上高基準で60%水準だという。レジャー部門は通常、第1四半期には損失を出し、残りの期間の利益で年間収益を出す事業構造だ。
レジャー部門の売上高は、コロナ禍が拡大した2020年第1四半期基準で740億ウォンまで下がった。以後770億ウォン(2021年)、870億ウォン(2022年)、1240億ウォン(2023年)と少しずつ回復傾向を見せ、今年1260億ウォンを達成した。
エバーランド側は、今回の第1四半期の業績上昇の要因を、今月初めに中国に戻ったジャイアントパンダのプーバオを見るために観覧客が殺到した影響と分析している。
サムスン物産の関係者は「第1四半期エバーランド入場客が昨年同期対比約20%増えたが、この程度の伸び幅が現れたのは珍しい現象」とし「プーバオを見るための観覧客の増加影響が明確にあったと見られる」と明らかにした。
プーバオは、2016年3月に韓国と中国の友好関係のシンボルとして贈られた母親の「愛宝(アイバオ)」と父親の「楽宝(ローバオ)」の間で自然繁殖によって2020年7月20日に生まれた。フーバオは「福の宝」と書く名前の通り、誕生以来、多くの韓国人から愛された。
現在、韓国にいるジャイアントパンダは、アイバオとローバオ、そして去年生まれた双子の「睿宝(ルイバオ)」と「輝宝(フイバオ)」を合わせて4頭となった。
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