「世界水の日」を迎え、サムスン電子の水資源管理努力が注目されている。
サムスン電子は国際水資源管理同盟(AWS)から最高等級である「プラチナ」認証事業場を既存1ヶ所から7ヶ所に拡大したと21日、明らかにした。
AWSは、国連グローバルコンパクト(UNGC)と炭素公開プロジェクト(CDP)など国際団体が設立に参加したグローバル最大規模の水管理認証機関であり、企業が総合的な水資源管理体系を構築しているかを評価する。
世界70社余りのグローバル企業の270カ所の事業場がAWS認証審査を受けた中、プラチナ認証を取得した事業場は50カ所余りに過ぎない。 サムスン電子は下水処理水の再利用活性化のために環境省・地方自治体と協約し、挑戦的な目標を立て、ガバナンスを構築した点が高い評価を受けた。
サムスン電子・半導体(DS)部門は昨年3月、華城(ファソン)キャンパスが初めて「プラチナ」認証を受けたのに続き、今年、器興(キフン)、平沢(ピョンテク)キャンパスと中国西安まで拡大し、計4カ所の半導体事業場が認証を取得した。 また、天安(チョンアン)、温陽(オンヤン)事業場の認証を推進し、年内に国内の半導体全事業場のプラチナ等級の取得を完了し、その後、海外事業場まで拡大する計画だ。
製造工程で用水使用量が多いDS部門の事業場は水資源を少なく使い(Reduce)、再利用し(Reuse)、リサイクル(Recycle)する「3R活動」などを通じ、使用した水の再利用を極大化している。
これを通じてDS部門の国内事業場で再利用した水は、2018年4600万トン、2021年6300万トン、2022年8500万トンと着実に増加した。 2022年のサムスン電子全体の用水再使用量も1億1659万トン(1日約3万2000トン)で、前年比29%増えた。
持続的な半導体ライン増設により、DS部門事業場の一日取水必要量は2030年までに2022年の2倍以上に増加する展望だが、サムスン電子は用水再利用を最大限増やし、2021年水準に凍結することにした。
デバイス経験(DX)部門も今年初めて水原(スウォン)、亀尾(クミ)、光州(グァンジュ)の3つの事業場がAWSから最高等級である「プラチナ」認証を獲得した。 DX部門は水質改善による飲み水の供給、河川復元事業など、地域環境に適した水資源還元プロジェクトを通じて水還元率を高めている。 2030年からは使用した水を100%地域社会に返す計画だ。
サムスン電子は22日、「世界水の日」を迎え、国内外事業場で周辺河川浄化および水生態系保護活動、事業場水資源節減キャンペーン、脆弱階層飲料水支援、学生対象水資源教育など、多様な水資源保全活動を繰り広げる。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>