多くのアーチストにとっての「夢の舞台」、ソウルワールドカップ競技場。4万5千人余りを収容できる超大型公演場ソウル麻浦区上岩ワールドカップ競技場で歌謡界のスターたちのコンサートニュースが相次いでいる。
歌手のイム・ヨンウンが来る5月、ソウルワールドカップ競技場のアンコールコンサートを発表したのに続き、グループSEVENTEEN、女性ソロ歌手のIUもソウルワールドカップ競技場でのコンサートを予告した。
13日、歌謡界によると、今年一番先にここで単独公演を開くのはSEVENTEENだ。SEVENTEENはアンコールコンサート「FOLLOW' AGAIN TO SEOUL」の追加公演を4月27~28日に開催する。SEVENTEENがソウルワールドカップ競技場で単独コンサートを開くのは今回が初めてだ。
5月25~26日にはトロット(韓国演歌)歌手イム・ヨンウンがソウルワールドカップ競技場で単独コンサートを開く。国民的人気を誇るイム・ヨンウンは2016年にデビューし、トロット界のBTSと呼ばれる。
また、歌手IUが韓国女性ソロアーチストとして初めてソウルワールドカップ競技場で9月21~22日にアンコールコンサート計画を発表した。彼女は去る10日に開かれたワールドツアーソウル公演でソウルワールドカップ競技場でのアンコールコンサート計画を明かし、多くのファンが期待している。
このように歌謡界のスターたちがソウル最大規模のワールドカップ競技場でコンサートを開くのは大衆的な人気とチケットパワーを証明するだけに、アーチストの中では「夢の舞台」とも呼ばれる。
ソウル施設公団のホームページによると、ここで公演するためには、サッカーの試合日程を確定した後、定期貸館期間に使用を申請しなければならず、公団は競技場の日程と行事の性格などを考慮して使用者を確定する。また公団は舞台設置などによる芝生の毀損問題でコンサートの貸館を厳しく制限しており、昨年も多数の歌手が貸館に失敗したという。
実際、これまで「江南スタイル」で世界を席巻した歌手PSYが2013年にここで単独公演を行い、2016年にはBIGBANG、2017年にはG-DRAGONが単独で公演した以来、大規模なソロコンサートはあまり行われていない。昨年は台風6号「カーヌン」の影響で「2023セマングム世界スカウトジャンボリー」の閉営式と「K-POPスーパーライブコンサート」が8月に急遽開催された。
公演業界はソウル市が単独コンサートに相次いで使用許可をしてくれたことに対して歓迎している。ある公演業界関係者は「文化体育観光部とソウル市に持続的に公演場不足問題を解消してくれと要求してきた」とし、野外公演ができる場所がますます減っている中で、(ソウル市が)ソウルワールドカップ競技場の使用を許可したことに対して肯定的に評価した。
一方、6万6千席規模のソウルワールドカップ競技場メインスタジアムは、アーチストのステージを作れば4万5千人前後の観客を収容できる。ソウル最大規模の公演場である蚕室(チャムシル)メインスタジアムが昨年リモデリング工事に入り、現在使用可能なソウル最大の公演場になった。
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