HD現代は昨年の連結基準で営業利益が前年対比40%下落した2兆316億ウォンを記録したと6日、明らかにした。 売上は61兆3313億ウォンで、前年比0.8%上昇した。
売上はエコ船舶の受注増大にともなう建造物量増加と新興および先進市場を中心とした建設機械市場の占有率拡大、米国と中東など電力機器核心市場の攻略強化などに支えられて上昇したが、営業利益は国際原油価格および精製マージン下落などによる精油部門の実績減少の影響で、下落した。
主要事業別に見ると、造船・海洋部門のHD韓国造船海洋は、グローバルエコ船舶市場の先取りによる受注量の拡大と建造物量の増加に支えられ、前年比23.1%増の21兆2962億ウォンの売上を上げた。 営業利益は収益性中心の選別受注戦略による船価上昇分が実績に反映され、3年ぶりの黒字転換に成功した。
HD韓国造船海洋の子会社であるHD現代重工業は32.3%増の11兆9639億ウォン、現代尾浦造船は8.7%増の4兆391億ウォン、現代三湖重工業は28.2%増の5兆9587億ウォンの売上を上げた。 特に、現代三湖重工業は前年比1604.5%増の3017億ウォンの営業利益を記録し、業績改善を主導した。
HD現代マリンソリューションは船舶部品サービス事業受注好調とスマート船舶運営管理・自動化ソリューションなどデジタル制御事業拡大で、前年対比7.2%増えた売上1兆4305億ウォンを記録した。 営業利益は41.9%増加した2015億ウォンを記録し、成長の勢いを続けた。
建設機械部門のHD現代サイトソリューションは、前年比2.9%増の8兆7482億ウォンの売上高と56%増の7242億ウォンの営業利益を記録した。 昨年下半期から欧州地域の需要が減少したが、販路の多角化による潜在需要の確保、販売価格の引き上げ、産業用・防衛産業エンジンの需要増加などの影響で、堅調な実績を続けた。
エネルギー部門のHD現代オイルバンクは、国際原油価格および精製マージン下落の影響で、売上28兆1078億ウォン、営業利益6167億ウォンを記録、前年対比それぞれ19.6%、77.9%減少した。 HD現代オイルバンクはバイオ燃料などエコ新事業の拡大、工程最適化などを通じて対外要因による実績変動性を減らしていく方針だ。
HD現代エレクトリックは、世界各国の電力網構築需要の増加と変圧器交換需要の到来に合わせ、営業力強化と効率的な生産対応を通じ、前年比28.4%増の売上2兆7028億ウォンを記録した。 営業利益は137%増の3152億ウォンを達成した。 営業利益率は11.7%で、年間基準で初めて10%を上回った。
HD現代関係者は“グローバル高金利基調と戦争が持続する難しい環境の中でも選別受注戦略と新規市場開拓を通じて良好な実績をおさめることができた”とし、“今年、造船部門の実績改善が本格化し、精油部門のターンアラウンドが予想されるだけに、親環境技術開発と収益性向上努力を通じて安定的な実績を継続するだろう”と述べた。
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