LG化学はイタリア最大の国営エネルギー企業「ENI」と次世代バイオオイル合弁法人(JV)設立のための本契約を締結したと19日、明らかにした。
両社は2026年までにLG化学の大山事業場に年間30万t規模の水素化植物性オイル(HVO)生産工場を完工することにした。
LG化学はHVOを使用して高吸収性樹脂(SAP)、高付加合成樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニール(PVC)のようなプラスチック製品の生産を持続的に拡大していく計画だ。
これに先立って、LG化学とENIは昨年2月、HVO合弁工場設立のための主要条件合意書(HOA)に署名し、技術妥当性および経済性評価などを共にしてきた。
HVOは廃食用油などの植物性原料に水素が添加されて作られる次世代バイオオイルだ。 低温でも凍らないため、車両用・航空用原料として使用できる。
全世界のHVO市場規模は、2021年970万トンから2030年4000万トン規模へと、年平均20%成長するものと予想される。
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