韓国、今年IMD国家競争力評価で1ランク下落···政府の効率性、2段階↓

[写真=Gettyimagesbank]


韓国が今年スイス国際経営開発大学院(IMD)国家競争力評価で前年対比1段階下落した28位を記録した。世界的に厳しい経済環境の中でも経済成果分野では順位が大幅に上がったものの、韓国政府の効率性分野が低い評価を受けた影響だ。

企画財政部は20日、「2023年IMD国家競争力評価」で韓国の国家競争力が64カ国中28位を記録した。

2000万人以上の国27カ国のうち、前年と同じ9位を占めた。「30-50クラブ」国家と比べると前年より一段階上昇した。7ヵ国のうち、米国とドイツに次いで3位を記録したのだ。

今年1段階墜落した背景には、政府の効率性が後退した影響がある。IMD国家競争力評価は経済成果、政府効率性、企業効率性、インフラの4分野に分けられる。 このうち、韓国の政府効率性は今年36位から38位へと下がった。 財政(8段階↓)、制度環境(2↓)、企業環境(5↓)で順位が下落した。特に財政は2018年から下落傾向を見せ、特に今年は昨年財政赤字および国家債務悪化などが反映され順位が大きく下がった。

制度環境部門の細部項目である為替安定性もやはり3位から45位に順位が急落した。

企画財政部のユン・インデ経済政策局長は「グローバル通貨緊縮により昨年下半期為替レート変動性が拡大し、為替レート安定性順位が落ちた」と説明した。

一方、経済成果は22位から14位へと大幅に上昇し、過去最高順位を記録した。国際貿易(12↓)を除いた国内経済(1↑)、国際投資(5↑)、雇用(2↑)、物価(8↑)などいずれも順位が上昇した。

残りの企業効率性(33位)とインフラ(16位)は前年と同じだった。企業効率性は生産性(5↓)、金融(13↓)は下落したが、労働市場(3↑)、経営慣行(3↑)、態度・価値(5↑)は上昇し、インフラの場合基本インフラ(7↓)、技術インフラ(4↓)は下落した。しかし、科学インフラ(1↑)、保健環境(2↑)、教育(3↑)は上昇した。

企画財政部のチョン・ギュサム マクロ政策課長は「IMD評価結果を契機に政府は財政準則立法化など健全財政努力と公共革新加速化を通じて政府効率性を高めていく計画」とし「これと同時に3大構造改革と規制改革など経済全般の体質改善と生産性向上にも政策的に努力する」と伝えた。

一方、今年のIMD国家競争力評価1位は昨年に続きデンマークが1位を維持した。アイルランド(11→2位)、オランダ(6→5位)、台湾(7→6位)などの順位が上昇した。一方、昨年2位だったスイスは3位に下落し、昨年10位圏内に初めて名を連ねたフィンランドは11位となり、再び10位圏外に下がった。
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