欧州で18ヵ月ぶりに韓国のインスタントラーメンが再び販売される見通しだ。
食品医薬品安全処は23日、欧州連合(EU)の即席麺類の規制緩和でKラーメン輸出が7月から再開されると明らかにした。
EUは農産物くん蒸剤と殺菌剤に使われるエチレンオキサイド(Ethyleneoxide、以下 EO)残留成分を規制してきた。韓国製インスタントラーメンは2021年8月、EOの反応産物として生成できる2-クロロエタノール(2-Chloroethanol、以下 2-CE)が検出され、翌年2月から輸出が停止された。
食品医薬品安全処はEUのEO残留可否に対する試験機関と政府の証明書提出要求を受け入れ、韓国製ラーメンの安全性を知らせた結果、輸出再開が決定されたと説明した。
今回の規制緩和措置によりEO検査と製品保管などに使われる費用節減で韓国の輸出業者の経済的負担も減る見通しだ。また追加的なテストや検査成績書提出なしに迅速な通関が可能になるため、韓国メーカーはEU輸出額が1800万ドル以上増加すると予想した。
KラーメンのEU輸出は2019年から2021年まで年平均39.5%に成長した。しかし、輸出制限以後、成長率が半分以下に急減した。
一方、韓国ラーメンのようにEUの管理強化品目に指定されてから18ヶ月で解除を通知される品目は全体事例の約5.5%に過ぎない。
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