昨年、韓国のクレジットカードの不正利用規模が大幅に増えた。コロナエンデミック時代を迎え、国内外旅行需要が高まり、盗難および紛失頻度が高くなった影響だ。1件当たりの被害額は海外が韓国の国内より5倍以上高かった。
16日、金融監督院によると、昨年のカード不正利用件数や金額はそれぞれ2万1522件、64億2000万ウォンと集計された。これは直前年度の1万7969件、49億1000万ウォンより20%、31%ずつ増加した水準だ。
1件当たりの不正利用額は海外が128万9000ウォンで、国内24万1000ウォンより5.35倍高かった。金融監督院は今年、海外不正使用被害がさらに大きくなると予想した。
これを防止するための消費者予防策も打ち出した。出国前の海外使用安心設定サービス申請の他にも紛失時に直ちに申告、カード裏面署名、決済過程確認、海外私設無人自動化機器(ATM)使用禁止などを提示した。
金融監督院の関係者は「カード裏面署名などカード会員の小さな注意でも補償率が高くなりうる」として「カード会員の過失がない不正利用に対してはカード会社が全額補償する」と説明した。
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