HD現代の電力機器およびエネルギーソリューション系列会社であるHD現代エレクトリックが世界で初めて1MW(メガワット)級ビル用直流(DC)配電設備の商用化に成功した。
HD現代エレクトリックは7日、京畿道板橋(キョンギド·パンギョ)にあるHD現代グローバルR&Dセンター(GRC)で、韓国電力と共同で開発した1MW(メガワット)級直流電源供給システムの商業運転開始記念式を行ったと明らかにした。
直流配電は交流電源から高い効率に変換された大容量の直流電源を多数の直流負荷にそのまま供給する方式で、交流配電対比初期投資費用が大きいが、エネルギー効率が高く、系統連係が容易で次世代配電方式として注目されている。
都心地域の商業用ビルに1MW級大容量直流配電を適用したのは今回が世界で初めてで、これまで実証段階に留まっていた技術を商用化したということに意味がある。 現在、GRC内の直流負荷はLED照明、冷·暖房システム、電気自動車急速充電所、研究開発(R&D)設備などで、交流電源供給方式に比べてエネルギー効率を年間10%以上向上するものと期待される。
両社は2020年から直流配電用コンバータ、配電盤、ケーブルなど主要電力設備を開発してきた。 これと共に、△建物内の配電系統と保護継電設計および構築 △直流配電統合管理システムの開発 △直流配電コンバータ公認性能および長期運営信頼性検証などの研究成果を上げた。
HD現代エレクトリック関係者は“新再生発電、エネルギー貯蔵装置(ESS)、電気自動車など直流電源と負荷機器の需要が増えているだけに、今後も韓電と緊密に協力し、韓国市場の直流配電技術の高度化に寄与していく”と述べた。
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