SKエコプラントが開発した人工知能(AI)焼却炉運営最適化システムである「ZERO4 WtE(Waste to Energy)ソリューション」がベトナムに輸出される。
SKエコプラントは29日、ベトナム北部バクニンで、環境プラント専門企業「朝鮮耐火ENG」、ベトナム産業廃棄物処理企業「グリーンスター」とベトナム焼却施設にこのソリューションを導入する業務協約を締結したと30日、明らかにした。 ZERO4 WtEソリューションは焼却炉の運営効率を最大化できるよう、焼却炉の運転者に最適な運営経路を案内するシステムだ。
焼却炉は廃棄物が焼却される温度によって有害物質排出量の偏差が発生するため、リアルタイムで温度、汚染物質発生量などをモニタリングし運営しなければならない。 SKエコプラントは焼却施設で200余りのセンサーなどを通じて収集したデータでアルゴリズムを作った。 これをAIに学習させて焼却炉の温度を一定に維持できるよう、廃棄物投入時点を案内するZERO4 WtEソリューションを開発した。
実際、ZERO4 WtEソリューションを国内5つの事業場に適用した結果、平均窒素酸化物12.4%、一酸化炭素49.7%が減少し、エネルギー回収率も3.1%増加した。
SKエコプラントは今回のベトナム進出を機に、本格的な海外市場攻略に乗り出す方針だ。 マレーシア最大の総合環境企業である「センバイロ」ともテスト事業を準備している。
SKエコプラントのパク·ギョンイル社長は“今回の事業は積極的に環境産業の高度化に集中して成し遂げた意味深い結実”とし、“ベトナム、マレーシアなど東南アジア市場を基盤に、本格的な環境技術輸出に乗り出す”と明らかにした。
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