サムスン電子が地上ネットワークが届かない地域でも通信環境を提供できる技術を確保した。
サムスン電子は23日、第5世代(5G)移動通信でモバイル機器と人工衛星を連結する「非地上ネットワーク(NTN)」標準技術を開発したと明らかにした。 これは衛星通信に活用する核心モデム技術だ。 エクシノスモデム5300に適用して検証を完了した。
非地上ネットワーク標準技術は、通信陰影地域や災害状況でも死角地帯のない通信環境を提供する。 地上ネットワークが届かない無人航空機、フライングカーなど都心航空交通(UAM)などに幅広く活用できる。
特に、5G基盤で地球を公転する低軌道人工衛星の位置を正確に予測し、周波数エラーを最小化する「ドップラー効果補償」技術を確保した。 これを適用すれば、簡単なメッセージのほか、写真や映像など大容量データの双方向送受信も可能だ。
また、NB-IoTベースの衛星通信標準技術を開発し、次世代エクシノスモデムに適用する。 受信感度改善のための無線通信用高出力アンテナチップなしでも送受信出力が可能になる見通しだ。
一方、サムスン電子は今後、第6世代(6G)を基盤にしたすべてのインターネット(IoE)時代の必須技術を先制的に確保していく計画だ。
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