輸出減少とエネルギー輸入増加で貿易赤字が拡大し、韓国政府が輸出支援予算の3分の2を今年上半期に投入する。今年、10大業種で計画した100兆ウォン規模の民間投資も密着支援し、輸出回復に力量を集中する計画だ。
産業通商資源部は3日に開かれた非常経済長官会議兼輸出投資対策会議でこのような内容を盛り込んだ「製造業業種別輸出・投資支援方案」を発表した。
最大輸出品目である半導体は、短期価格下落などの影響で上半期業況が難しいと予想される。
設備投資は景気鈍化と高金利などの影響で昨年第4四半期減少傾向に転じ、韓国国内の主要機関は今年マイナス成長を予想している。輸出は前年同期比4ヵ月連続減少し、貿易収支も11ヵ月連続赤字だ。
産業通商資源部は今年、自動車、バッテリー、造船、ディスプレイなどの輸出拡大が予想され、10大製造業種は昨年並みの100兆ウォン規模の投資を計画していると明らかにした。主要業種別に国内企業の今年の投資計画規模は半導体47兆ウォン、自動車16兆ウォン、ディスプレイ14兆ウォン、バッテリー8兆ウォン、鉄鋼4兆8000億ウォン、石油化学4兆ウォン、造船2兆ウォンなどだ。
産業部は上半期に輸出支援予算の3分の2を集中的に支援する計画だ。
今年、史上最大の360兆ウォンの貿易金融を供給し、輸出の初関門である海外認証を支援する。
また、製造業設備と研究開発(R&D)投資のため、計81兆ウォンの政策金融を支援し、300億ドル以上の外国人投資誘致のための活動を強化することにした。
産業部は12年ぶりに復活した臨時投資税額控除制度と国家戦略技術に対する税額控除の上方修正が早期に立法化されるよう国会と協議する計画だ。
産業部の李昌洋(イ・チャンヤン)長官は「輸出回復に力量を結集しながら景気回復期に備えた設備・R&D投資が持続できるよう支援していく」と明らかにした。
続けて「実物経済環境が特に厳しい上半期の間に全部署輸出力量を結集し、企業投資を密着支援して世界経済環境と半導体業況改善が期待される下半期に景気回復の効果を極大化するよう準備する」と強調した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>