仁川国際空港入国後に新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の陽性判定を受けたが、ホテル隔離を拒否して逃走した中国人が処罰なしに退去強制された。
中央事故収拾本部は24日、、去る3日に仁川市中区永宗島のあるホテル近くでコロナ19感染判定による隔離を拒否し逃走した中国人A氏(41)が今月中旬に追放されたと明らかにした。
A氏は逃走2日後の1月5日、ソウルのあるホテルで検挙された。警察によると、A氏は臨時生活施設であるあるホテルに隔離される予定だった。しかし、ホテルの駐車場に防疫バスが到着してから6分後に、A氏はバスから降りた後、走って逃げた。A氏はホテルから300mほど離れた大型マートまで移動した後、タクシーに乗ってソウルまで逃げたことが確認された。
当時、韓国政府は「法と原則により厳しく処罰する」と明らかにした。しかし、法的処罰なしに追放措置で一段落した。
中央捜査本部の関係者は、「A氏は感染症予防および管理に関する法律違反の疑いで警察の調査を受けて検察に送致されたが、裁判までは1ヶ月以上かかる」とし「拘束理由に該当せず釈放しなければならない状況であり、出入国外国人庁が別途の裁判なしに措置できる退去強制処分を行った」と説明した。
一方、A氏は退去強制とともに1年間入国禁止になった。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。