先月の韓国の輸出と輸入物価指数が1ヵ月前と比べて下落した。ウォン・ドル為替レートが下落(ドル高)したことによる影響だ。
13日、韓国銀行が発表した「2022年12月の輸出入物価指数統計」によると、12月の1ヵ月間の輸出物価指数(韓国ウォン基準暫定値)は118.03で、前月比6.0%下落した。ただ、前年同月比では3.1%上昇した。
輸出物価指数が前月対比下がったのはウォン・ドル為替レートが下落(ウォン高・ドル安)した中で石炭および石油製品、化学製品などが下げた影響だ。実際、11月に1364.1ウォンを示したウォン・ドル平均為替レートは12月に入って平均1296.2ウォンで前月対比5%下落した。
品目別には、農林水産品物価が前月対比2.1%下落した。また、工業製品は石炭および石油製品、化学製品、コンピュータ・電子および光学機器など物価が下がり前月対比6.0%下落した。
12月中の輸入物価指数も138.63を記録し、前月より6.2%下落した。これは前年同月比9.1%上昇した水準だ。
輸入物価指数が前月対比下落したのもウォン・ドル為替レートおよび国際原油価格下落の影響で鉱山品、石炭および石油製品などが下がったことに伴うものだ。11月の月平均ドバイ原油価格は1バレル=86.26ドルだったが、12月には77.22ドルとなり、1ヵ月間で10.5%下落した。
輸入物価の品目別には、原材料が鉱山品を中心に前月比9.9%下落した。中間財は石炭や石油製品、化学製品などが下がり、前月比4.7%下落した。資本財と消費財はそれぞれ前月比2.9%と3.0%下落した。
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