「事業本格化」ロッテバイオ、2030年までに3兆投資…国内工場3ヵ所構築

[「事業本格化」ロッテバイオ、2030年までに3兆投資…国内工場3ヵ所構築]


 
ロッテバイオロジクスが2030年までに約3兆ウォンを投資し、国内に3ヵ所のメガプラントを建設する。 ロッテグループが10年間で2兆5000億ウォンを投資すると明かにしたことより、1兆ウォン以上増えた投資計画だ。
 
今後10年以内にメガプラント3カ所の建設…3兆ウォン投資
 
ロッテバイオロジクスはイ·ウォンジク代表が10日(現地時間)、JPモルガンヘルスケアカンファレンス・アジア太平洋トラックを通じ、委託開発生産(CDMO)企業として本格的な進出を知らせ、今後10年の中長期ビジョンを発表したと11日、明らかにした。
 
JPモルガンヘルスケアカンファレンスは、今年で41回目を迎えるバイオ業界最大の行事だ。 全世界50ヵ国余りの1500社余りの企業と投資家が参加するグローバル投資カンファレンスだ。
 
イ·ウォンジク代表は“買収と新規建設という二つの戦略で、CDMO市場に早く位置づけられ事業競争力を強化する計画”と明らかにした。
 
まず、2030年までに計30億ドル(約3兆ウォン)を投資し、3カ所のメガプラント、計36万リットルの抗体医薬品生産規模を国内に備える計画だ。 1つのメガプラント当たり12万リットル規模の抗体医薬品生産が可能であり、臨床物質生産のための小規模培養器および完成医薬品施設も追加する予定だ。
 
イ代表は“2023年下半期、初のメガプラント着工を皮切りに、2027年から商業生産を始める予定だ”とし、“2034年の3つのメガプラント完全稼動を目標にしており、売上高30億ドル、営業利益率35%を期待する”と述べた。
 
また、国内バイオ生態系造成および新規治療剤発掘寄与のため、メガプラント団地を「ロッテバイオキャンパス」として造成し、新薬開発を進行中のスタートアップ、ベンチャーが施設を利用し、協力の場を用意できる「バイオベンチャーイニシアチブ」を構築する計画だ。
 
米BMSシラキュース工場買収完了…ADC専門委託生産センターに育成
 
ロッテバイオロジクスは1日、グローバル製薬会社のブリストル・マイヤーズ スクイブ (BMS)シラキュース工場買収を完了し、事業開始8ヶ月ぶりにCDMO市場に進入した。
 
今後、シラキュース工場を抗体医薬品生産から化学医薬品接合までワンストップで提供する施設に転換し、北米最高の抗体·薬物接合体(ADC)専門委託生産サービスセンターに育成する計画だ。 ADCは抗体医薬品と化学合成医薬品を結合してがん細胞を除去する次世代抗がんプラットフォームだ。
 
シラキュース以外に北米拠点の拡大も検討中である。 米国ボストン、サンフランシスコなど核心バイオクラスターに委託開発(CDO)施設を構築し、顧客の接近性を高め、受注競争力も強化するという戦略だ。
 
イ代表は“患者に革新的な医薬品を提供するために最善を尽くす”とし、“バイオ産業の発展に寄与できるグローバル企業に跳躍していく”と述べた。
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