韓国の11月の外貨預金規模97億ドル↑・・・増加幅「過去最大」

[写真=Gettyimagesbank]


先月、韓国の居住者外貨預金が1ヵ月ぶりに97億ドル以上増加し、過去最大幅に増えた。企業が輸出入決済代金の預け入れを増やしたことによる影響と分析される。

韓国銀行が21日に発表した「11月中の居住者外貨預金動向」によると、先月末現在、外国為替銀行の居住者外貨預金は1073億9000万ドルで前月末対比97億4000万ドル増加した。これは9月と10月に続き3ヶ月連続増加傾向だ。居住者外貨預金は内国人(韓国人)と国内企業、韓国の国内に6ヶ月以上居住した外国人や、国内に進出した外国企業などが国内に保有している外貨預金を示す。

1ヵ月間、外貨預金が97億ドル以上増えたのは、過去最大の幅で増加したものだ。これは2017年10月に記録した96億ドルを上回る水準だ。

11月中の通貨別では、米ドル預金が87億2000万ドル増加した935億2000万ドルと集計された。全体外貨預金で米ドルが占めた比重は87.1%水準だ。韓銀の関係者は「企業が輸出入決済代金を預け、外貨流動性確保需要が増え大幅に増加した」と説明した。

日本円は3億7000万ドル増加した60億8000万ドルと集計され、米ドルに次いで2番目の割合(5.7%)を占めた。ユーロも前月比4億ドル増の45億1000万ドルで、外貨預金全体の4.2%の割合を示した。これに対して韓銀は「ユーロは一部証券会社の海外派生取引関連証拠金回収および企業の現物為替買い越しなどで小幅増加した」と明らかにした。この他に人民元は3億2000万ドル増加した15億5000万ドル、英ポンド・豪ドルなどその他の通貨は7000万ドル減少した17億3000万ドルと集計された。

主体別では、企業が94億4000万ドル増加した928億2000万ドル、個人は3億ドル増えた145億7000万ドルだった。企業がドル預金全体で占める割合は94.4%だった。銀行別では、国内銀行と外銀支店がそれぞれ93億8000万ドル、3億6000万ドル増加した979億7000万ドル、94億2000万ドルを記録した。
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