ハンファ、大宇造船海洋買収本契約間近···防衛産業·エコエネルギー事業シナジー「加速化」

[ハンファ、大宇造船海洋買収本契約間近···防衛産業·エコエネルギー事業シナジー「加速化」]


 
ハンファグループの大宇造船海洋買収のための本契約が迫っている。 本契約締結以後、国内外競争当局の承認など後続手続きを経て、最終買収がなされれば、防衛産業·エネルギー分野の同伴上昇効果創出に弾みがつくものと見られる。
 
12日、財界によると、ハンファは本契約締結締め切り期限の19日に先立ち、今週中に大宇造船海洋買収本契約を締結し、後続手続きに入る見通しだ。 本契約締結の締め切り期限は、双方の合意によって期限延長が可能だが、財界は可能性が少ないと見ている。
 
大宇造船海洋がハンファに買収されれば、防衛産業部門で同伴上昇効果を創出するものと期待される。 ハンファエアロスペースは宇宙·地上電力などの事業で頭角を現している。 1日、韓国航空宇宙研究院から2860億ウォン規模の「韓国型発射体高度化事業発射体総括主管製作」事業を受注し、先月にはポーランド政府と5兆ウォン規模の多連装ロケット「天武」輸出契約を締結した。
 
これに大宇造船海洋の戦艦建造能力まで吸収し、「宇宙·戦·艦」事業構造を完成するという戦略だ。 ハンファグループは無人艦艇、自律運航船舶など未来市場を確保し、海洋戦闘システム市場を拡大するという腹案だ。 大宇造船海洋が保有している海外ネットワークも活用できる。 これを通じて2030年までに全世界10位以内の防衛産業企業に跳躍するという目標も提示した。
 
液化天然ガス(LNG)、液体化学製品などを運搬する商船事業は、ハンファグループのエコエネルギー事業と関連が深い。 ハンファエネルギーは、現代産業開発(HDC)と共同で慶尚南道統営市に1012メガワット規模のLNG発電所と20万キロリットル級のLNG貯蔵タンクを構築している。 大宇造船海洋の買収がLNG生産、運送、発電に至るサプライチェーンを内在化するための布石と解釈できる。
 
ハンファと大宇造船海洋は、大手企業が先を争って参入する水素事業でも共通分母を見つけることができる。 大宇造船海洋は10月、大型液化水素運搬船関連技術の開発に乗り出した。 水素発電、水素燃料電池、水電解など水素を活用する多様な事業を準備しているハンファグループとしては、独自のサプライチェーンを確保するためにエコ水素·アンモニア運搬力量が必要な状況だ。
 
大宇造船海洋買収団総括を引き受けた人が当時、ハンファエネルギー代表だったチョン·インソプ社長という点もハンファグループがこの分野で躍進を期待しているという点を示している。 財界ではハンファの防衛産業事業が安定的に競争力を確保しているだけに、グループがエコエネルギー分野にもう少し集中するだろうという分析が出ている。
 
ハンファグループが大宇造船海洋を買収する時、危険要素に挙げられた「労組リスク」も大きな陣痛なしに今年の賃金·団体協約を終え、安定化する姿だ。 大宇造船海洋労組は8日、組合員投票を通じて今年の賃金団体協約暫定合意案を通過させた。
 
財界関係者は“大宇造船海洋に対する実態調査が大きな突発変数なしに終わったと知っている”とし、“造船業況も改善が期待され、労組リスクも解決しただけに、大宇造船海洋がハンファグループに編入され、同伴上昇効果を創出できるだろう”と述べた。
 
一方、9月、ハンファグループは大宇造船海洋の2兆ウォン規模の有償増資に参加し、持分49.3%を買収することにした。 有償増資にはハンファエアロスペース(1兆ウォン)、ハンファシステム(5000億ウォン)、ハンファインパクトパートナーズ(4000億ウォン)、ハンファエネルギー子会社3社(1000億ウォン)など計6社の系列会社が参加する。
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