銀行の家計貸出金利、10年ぶりに5%を超え・・・住宅ローンの上昇、20年ぶりに最大

[写真=聯合ニュース]


先月(9月)、韓国の銀行で新規取り扱いした家計貸出の平均金利が10年ぶりに5%を越えた。特に住宅を購入する際に利用する住宅担保ローン金利の上昇幅は1ヵ月ぶりに0.4%ポイント以上急騰し、20年ぶりに最も大幅に上昇した。

28日、韓国銀行が発表した「2022年9月の金融機関加重平均金利」によると、9月の新規取り扱い額基準家計貸出平均金利は前月対比0.39%上昇した5.15%と集計された。これは2012年7月(5.2%)以後最も高い水準であり、当時以後初めて5%を越えたのだ。

今回の家計貸出金利の上昇傾向は住宅担保ローンが牽引した。9月中の銀行の住宅担保ローンの平均金利は4.79%であり、1ヵ月ぶりに0.44%ポイント拡大した。住宅担保ローン金利が1ヶ月ぶりにこのように大きく上昇したのは、2002年2月(0.49%)以後20年ぶりのことだ。

韓国銀行経済統計局のパク・チャンヒョン金融統計チーム長は「住宅担保ローンや集団貸出金利上昇傾向は全て指標金利上昇の影響を受けている」とし「銀行は概して住宅担保ローンを実行する際に直前営業日3日や10日など一定期間金融債運用物や平均金利で指標金利を算定する方式」と説明した。また「代表的な指標金利が金融債5年物だが、9月上昇幅が大きかった部分が影響を与えただろう」と付け加えた。実際、8月に3.81%水準だった銀行債5年物(AAA)は9月に入って4.5%を記録し、1ヶ月ぶりに0.69%上昇した。

同期間、銀行圏の企業貸出金利も0.2%ポイント上昇した4.66%を記録した。大企業向け融資(4.38%)は優良企業向け融資と短期物の割合拡大の影響で0.15%ポイント上昇に止まったが、中小企業向け融資(4.87%)は前月比0.22%ポイント上昇した。

この期間、銀行圏貯蓄性受信商品の平均金利は前月対比0.4%ポイント上がった3.38%と把握された。貯蓄性受信商品のうち、純貯蓄性預金は0.44%ポイント上がった3.35%、市場型金融商品は0.26%ポイント上がった3.49%となった。

貸出金利と貯蓄性受信金利の差を示す預貸金利の差は1.33%ポイント(新規取り扱い額基準)で、前月(1.54%ポイント)比縮小転換した。ただ、残高基準の預貸金利の差は2.46%ポイントで、前月末より小幅(0.03%ポイント)拡大した。

一方、急速な金利上昇の中でも家計の固定金利融資の割合は24%水準であり、前月(24.5%)よりも下落した。9月中の変動金利商品の割合は、コフィックス連動貸出を含めた受信金利連動商品が41%で最も高く、市場金利連動商品が32%、ウォン貸出政策金利連動貸出を含むプライムレート連動商品などの比重が3%水準と把握された。
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