韓国の財政収支赤字、再び100兆ウォンを下回り・・・国家債務は1022兆ウォン

[写真=聯合ニュース]


今年に入って7月までに韓国の国税収入が37兆ウォン増えた。国の財政は前月比改善されたものの、依然として90兆ウォンに迫っている。

15日、企画財政部が発表した「財政動向9月号」によると、今年7月末基準の累計総収入は394兆ウォンであり、1年前より37兆1000億ウォン増加した。

このうち国税収入(261兆ウォン)が1年間で37兆30000億ウォン増えた。

これは昨年の企業実績好調と雇用回復で法人税・所得税改善傾向が続いた影響だ。同時に第2次補正予算事業が進められ、支出も大幅に増えた。

1~7月の総支出は450兆4000億ウォンとなり、72兆8000億ウォン増加した。小商工人(自営業者)損失補填金支給で基金支出が37兆4000億ウォン増え、予算支出も26兆5000億ウォン増加した。

支出規模が収入規模を上回り、統合財政収支(総収入-総支出)は56兆3000億ウォンの赤字を記録した。

統合財政収支から国民年金など4大保障性基金を差し引き、政府の実質的な財政状態を示す管理財政収支は86兆8000億ウォンの赤字となった。

管理財政収支は補正予算事業支出の影響で前年同期比悪化したが、7月の収入増加・支出減少で前月(101兆9000億ウォン)比では改善された。今年末の管理財政収支は110兆8000億ウォン(第2次補正予算基準)まで増えると政府は見通した。

7月末基準で国家債務は1022兆ウォンとなり、1年前より14兆5000億ウォン増えた。昨年末と比べると、国庫債残高は80兆ウォン、住宅債残高は2兆2000億ウォン、外平債残高は8000億ウォンそれぞれ増加した。

8月の国庫債発行額は12兆1000億ウォン(競争入札基準10兆9000億ウォン)と集計された。前月対比3兆5000億ウォン減った規模だ。

1~8月の累積国庫債発行量は132兆2000億ウォンで、年間総発行限度の74.6%に達した。政府は「主要国の金融緊縮長期化の展望や景気低迷憂慮などで当分市場変動性が続くだろう」と予想した。
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