免税産業の活性化・・・「出国時に購入した免税品を入国ロビーで受け取る」

[写真=聯合ニュース]

関税庁は14日、ソウル中区新世界免税店で免税産業発展懇談会を開き「免税産業活性化対策」を発表した。対策には入国場免税品引渡し場の設置などを含めた国民便宜向上方案をはじめ、免税店経営安定化支援や規制革新を通じた物流競争力強化など3分野15大推進課題が盛り込まれた。

関税庁は来年上半期内に入国場免税品引渡し場を釜山港でテスト運営し、今後仁川・金浦など主要空港に拡大する方針だ。入国場引渡し場は2019年関税法改正で設置根拠が用意されたが、入国場免税店運営業者の反発と空港公社側の空間確保の困難などを理由に実際導入が難航した。

関税庁は来年、釜山港試験運営を土台に国民便宜効果と試験運営結果、施設権者協議、中小・中堅企業入国場免税店影響などを考慮し、導入可否と細部品目などを決めるという方針だ。

既存に禁止されていた出入国場免税店でオンライン購買も許容する。既存の市内免税店だけでオンライン購買が可能だったが、出入国場免税店でもオンライン注文・決済後、該当免税店で受領できるよう制度改善を推進する。

免税酒類に対してオンライン酒類の販売も許容される。現在オンラインを通じて注文を受けた酒類は「販売営業場」で直接対面し消費者に引き渡す販売方式だけを許容している。出国場免税品引渡し場は酒類販売許可を受けた「販売営業場」ではなく単純引渡し場という国税庁側の判断によるものだ。

関税庁は国税庁と協業し、免税酒類をスマートオーダー方式で市内免税店で購入し、空港のみ出国場引渡し場で受け取る案を導入する計画だ。

この他に免税店経営安定化支援のため △オープンマーケット・メタバスなど免税品販売チャンネル拡大 △特許手数料の負担緩和 △過度な送客手数料正常化 △免税店の在庫品内需販売制度延長 △内需販売免税品の関税負担軽減方案などを推進することにした。

また、免税店負担を減らすための規制革新方案として「予備特許制度」を新設し、新規特許業者が特許日前から事業場に免税品を搬入するなど営業準備ができるよう支援する方針だ。

ユン・テシク庁長は「免税店業界が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響や為替レート上昇(ドル高)、国際競争深化などで困難を経験している状況」とし「今回の対策が最近の肯定的政策変化(免税限度上方、海外入国前PCR廃止)と相まって免税産業活性化の触媒剤になることを期待する」と述べた。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기